光の魔術師というフォトグラファーの中でも、きわめて異例の名前で呼ばれているのがイルコ・アレキサンドロフさん。
チャーミングな表情と明るすぎるノリが魅力的なお兄さまですが、いったいどんな経歴をもっているのかカメラやレンズはもちろんのこと、YOUTUBEやSNSからプロフィールまで掘り下げていきたいと思います。
この記事の目次
光の魔術師 イルコ・アレクサンドロフとは
イルコ・アレクサンドロフ(Ilko Allexandroff)1984年ー34歳
ブルガリア出身
ミステリアスな秘密でいっぱいの、イルコ・アレキサンドロフさん。
幻想的な写真が多いことでも知られている魔法使いのようなカメラマンさんです。イルコ・アレキサンドロフさんは公式サイトなどには載っていませんがGANREFというカメラサイトで34歳と表記されています。
他のサイトのプルフィールでは2012年当時で27歳と載っていますので間違いないかと思います。
失礼な話ですがもう少し年齢が上だと思っていました。。
そんなイルコ・アレキサンドロフさんですが、生まれ故郷はブルガリアであることをオープンにしています。
ブルガリアはヨーロッパの国のひとつで、ルーマニアとクロアチアに近い国です。日本人がブルガリアと聞いて連想するのは、やっぱりブルガリアヨーグルト。フレッシュで美味しい生乳がとれることから、ジューシーなヨーグルトが作られる国として有名です。
イルコ・アレキサンドロフさんは2008年にブルガリアから日本にやって来ています。政府の特待留学生として来日しているため、思っているよりオフィシャルなテクニックで日本にやって来たようです。
その後イルコ・アレキサンドロフさんは神戸大学に進み、関西学院大学でマーケティングや経営にまつわる勉強もおこなっています。
写真やアートの世界とは異なるカテゴリーですが、こうした多角的な知識があることも、遊園地のように賑やかで楽しいイルコ・アレキサンドロフさんの写真が作られた背景にあるのかもしれません。
現在は神戸に住んで夢のある作品を発信中
イルコ・アレキサンドロフさんは神戸や関西の大学で学んだあと、馴染み深い神戸に移り住んでカメラマンとして生計をたてています。
自身のインスタグラムでは「ポートレート&ダンスフォトグラファー」とつづっています。
ダンスフォトグラファーとは初めて聞きましたが、踊るようになめらかにシャッターを切る…などといった意味があるのでしょうか。
現在のイルコ・アレキサンドロフさんはウェディング写真や、ファッション雑誌のポートレート写真・展覧会など大忙しの毎日を送っています。
光の魔術師と呼ばれるくらいなので、その売れっ子具合が分かりますよね。
イルコ・アレキサンドロフさんの使用カメラとレンズ・機材
その作品を見ていると、思わず恋したくなるようなハッピーな気持ちを呼び覚ましてくれるイルコ・アレキサンドロフさんの写真たち。幻想的な光のマジックは、どのようなカメラやレンズから生まれているのでしょうか。
現在の主力カメラはSONY α7RⅢ
イルコ・アレキサンドロフさんのインスタグラムには「インスタ映えするのって、こういうこと?」とお茶目なコメント付きで自分の愛用カメラをアップしてあります。
イルコ・アレキサンドロフさんはソニーのカメラに、ホットシューカバーを付けたと話しています。
ホットシューカバーはメーカーによって違うものの、1個60円~450円程度で買える安価なオプション品。
一眼レフ用のアクセサリーとして人気がありますが、イルコ・アレキサンドロフさんに少しでも近づきたい人は、こんなアイテムを試してみても面白いかもしれません(笑)
キャノンのカメラも大好き
またイルコ・アレキサンドロフさんのもうひとつの愛用カメラが、キャノンのデジタルカメラです。
EOS 1D
EOS1Dと呼ばれるタイプですが、こちらは普通に手に入れようと思うと50万円くらいする超プレミアアイテム。
がっちりしたフォルムが特徴で、1秒あたり12コマもシャッターを切ることができます。
被写体のミリ単位の表情をしっかりとらえることができるため、鮮度の良い写真を撮りたい人に向いています。
このような高品質のカメラは、プロの世界でも競馬や野球・サッカーなどスポーツ写真をとる人に好まれる機種です。
最速でターゲットを追いかけることができるので、野生の動物をキュートに撮りたいときにも向いています。
iPhoneでも光を駆使して驚きの写真を
このように書いていると「やっぱりイイカメラが無いと、イルコ・アレキサンドロフさんになりきることは出来ないんじゃないか」と思われる方もいるかもしれません。
けれども大丈夫、Twitterやインスタグラムにも書いてありますが、イルコ・アレキサンドロフさんは大のiPhone好き。
「イイ光があれば、カメラとレンズは何でもOK」と話しているため、光さえ自在にあやつることができれば、ぶっちゃけ使用する機材にこだわりが無くても大丈夫なのだそうです。
最近のiPhoneはたかがスマホと言い切れないほど高性能に作られています。プロカメラマンを安値で気取ってみたいのなら、まずは最新型のiPhoneからスタートしてみても良いかもしれません。
イルコ・アレキサンドロフさんYOUTUBE・HP・SNS
他のカメラマンと比べて、トークと自由な表現がとにかく大好きなイルコ・アレキサンドロフさん。
オフィシャルサイトはクールで斬新なデザイン
http://www.ilkoallexandroff.com
イルコ・アレキサンドロフさんの公式サイトは基本的にオール英語で作られています。
そのため英語力に自信のない方は、翻訳ソフトなどを使い日本語に直してから読むのがオススメです。
公式サイトでは「いい写真の作り方」を惜しみなくコメントしていて、たとえば「ストロボの扱い方」にも詳しく触れています。
それによるとストロボは暗い世界を明るくするために用いる、単なる道具ではないのだということ。あくまで主張・表現のひとつとして、ストロボを扱うと、世界がグンと広がるのだそうです。
「いまの写真が、イマイチあか抜けない」こんな方はイルコ・アレキサンドロフさん流に、ストロボを自由に使ってみても楽しいかもしれませんね。
撮影のタメになる話が満載のYOUTUBE
YOUTUBEチャンネル/Ilko Allexandroff
私がイルコ・アレキサンドロフさんを知ったきっかけとなるのがYOUTUBEです。
YOUTUBERとしても活躍されており、かなり詳しくライティングのことや撮影方法、レンズのレビューなどをされています。
その他にもアクセサリー類、特にライティングに関するライトなどの紹介は、自身がどう使うかも含めて話されているので、すごくタメになります。
【Litra Torch レビュー】リトラトーチを6ヵ月使った感想。メリット・デメリットにストロボ代わりの意外な使い方も!
こちらのライトは思いっきり影響を受けて買っちゃったりしてます(笑)
Twitterではユニークな一コマを発信
公式サイトに比べてイルコ・アレキサンドロフさんの日常のひとコマを拝見できるのが、Twitter。仲間カメラマンと一緒の、ユニークすぎるユーチューブ動画もアップしてあります。
故郷ブルガリアに帰り、ブルガリアの電車の写真を撮った様子などもアップされていて、イルコ・アレキサンドロフさんと一緒に異国を旅してる気分もゲットできます。
「コメント待っています」と多くの写真に書いてあるので、一方通行ではない楽しみ方ができるのがイルコ・アレキサンドロフさん流。カメラ通の間でも話題のTwitterになっているようです。
世界にひたれる、お洒落すぎるインスタグラム
イルコ・アレキサンドロフさんの事をもっと知りたいと思っている方にぜひチェックして欲しいのが、インスタグラム。
お茶目すぎるイルコ・アレキサンドロフさんですが、インスタグラムには自身の作品を惜しみなくアップしていて「カッコいいな~」「キレイだな~」と純粋にアートの世界にひたることができます。
イルコ・アレキサンドロフさんの写真は、キレイな女性モデルさんを撮影したタイプが多く、夕日や朝焼け・ビルの明かり・窓からの木漏れ日、ストロボなど光をパワフルに扱った作品が多くなっています。
光のあたり具合がとてもよく計算されていて、モデルさんのボディや素肌が一番キレイに見えるようにコントロールされているのが良くわかります。
いい光さえあれば機材は何でもイイ…と豪語しているイルコ・アレキサンドロフさん。
インスタグラムを覗いていると「光ってホントに大切なんだな~」と強く実感することができます。キレイで可愛い女性たちの写真を眺めていると、気分もリフレッシュされますよ。
光の魔術師イルコ・アレクサンドロフさんまとめ
見れば見るほど本当に写真、特にポートレートが好きで美しい女性を撮影するのを極めていってるなって印象を受けます。
またYOUTUBEなどで話されているのを聞くとわかりますが、かなり話し方が上手いです。しかもそれでいて嫌味のない良い感じのテンションとイントネーションなのでオススメです。
あまりフォトグラファーの方って、そこまで自分の技術の手の内を見せない用に思うのですが、イルコ・アレクサンドロフさんはガンガン教えてくれます。
そういったサービス精神が旺盛だからこそ、各SNSなどもフォロワーの数がかなりいて、人気な理由が頷けます。まだYOUTUBE見たことないって方は是非見てください!