川内倫子が使うカメラやプロフィールから作品・写真集まで知り尽くす

スポンサーリンク

写真を撮るといっても色んな被写体があって、それは人物であったり動物であったり建物や風景だったり。

女性らしさと人の温かみ、そしてちょっとノスタルジックな味わいが魅力的な川内倫子さんの写真。一流のカメラマンはやはりその人にしか持ち得ない独特な雰囲気があります。

今回はそんな川内倫子さんの愛用するカメラや作品を掘り下げて見たいと思います!

写真家 川内倫子とは(プロフィール)

川村倫子

川内 倫子(かわうち りんこ) 1972年4月6日ー46歳

西安女子短期大学卒

しずくの落ちるような透明感あふれる写真を数々世に送り出しているのが、フリーカメラマン川内倫子さん。女性ならではの繊細な目線で、そのときそのときの表情をフィルムに収めています。

川内倫子の愛用カメラは

愛用カメラはローライフレックス

Rolleiflex MiniDigi (ミニデジ)

カメラ女子たちにチヤホヤされている種類がウワサのローライフレックス。アンティーク調のクラシカルなシルエットのカメラなのですが川内倫子さんのお気に入りカメラでもあります。

ローライフレックスはカメラの企業が開発した機種で、1920年代に生まれたことを考えるとかなり年季の入ったタイプ。

最新のデジタルカメラにはない独特の良さがあります。

一眼レフが主流となっている今では珍しい二眼レフのカメラになっていて被写体をのぞき込むレンズと撮影するレンズが分かれている面白いカメラです。

先輩カメラマンが使用しているのを見て「あ、コレはいい」と思った川内倫子さん。慣れるまではとても苦労したそうですが、その苦労する過程も「楽しい」とポジティブに思えたそうです。

他の人が使っていない機種を使いたいと思った

ローライフレックスに恋をして 

川内倫子さんは、ローライフレックスとの出会いについて「自分にぴったりのカメラだと思った」とインタビューで答えています。

もともと視力があまり良くない川内倫子さん。今どきのくっきり鮮明なカメラにはない自然で素朴な画質に引き寄せられたそうです。

ローライフレックスのカメラは撮影すると6×6の正方形サイズに画質が仕上がります。長方形になれた私たちの目にも、ローライフレックスの独特の世界はとてもユニークに映ります。

川内倫子さんは展覧会に応募するようになって、いろいろなアーティストやカメラマンと接する機会が増えたそうです。

第一線で活躍している人には、それぞれの個性を活かせる機材やカメラがあることに気づいた川内倫子さん。自分の個性を発揮できるアイテムとしてローライフレックスを選び取ったのだと語ります。

ネガを焼く作業も味わい深い

ネガ

デジタルカメラではなくフィルム式のカメラをあえて使い続ける川内倫子さん。

多くの写真を撮りためたあとは暗室にこもり自分の手でネガを焼く作業をおこないます。

ただ目の前の作業をこなすのではなく、どういう気持ちでこの写真を撮ったのか、じっくり考える作業は欠かさないそうです。

ひとつの作品と丁寧にむきあっているからこそ生まれる川内倫子ワールドの世界。そんな趣き深いエピソードを知ると、川内さんの作品を覗くのが楽しみになります。

スポンサーリンク

川内倫子さんの写真集や作品

階段を登る

女性たちから圧倒的な支持をえている川内倫子さん。

ほかの人には真似できないノスタルジックな世界を表現しています。川内倫子さんの作品や写真集についてチェックしていきましょう。

どんな作品が多いの?

・ガラスに付いた、雪の結晶の写真
・高校生が階段をのぼっている足元のフォト
・粉々に砕かれたガラスの写真
・誰もいない、朝日を受けたストリート

川内倫子さんの写真をみると、意外にも人の表情そのものをクローズアップした作品は少ないことに気づきます。

モノや風景が多いのですが、写真に写っていないのに「人の体温を感じることのできる作品」が多くなっています。

無機質になりやすい階段やガラス・窓を写しても、そのどこかに川内倫子ワールドがきちんと表現されているのです。

川内倫子さんの作品を眺めていると、どんなモノにも命があふれていて、それぞれの物語があるのだということを気づかされる気がします。

日々勇み足で前に進んでいる気持ちを、ゆっくりスローペースに巻き戻してくれるような…そんな温かくて優しい気持ちに浸れます。

海外では俳句のような作品と揶揄されることも多い川内倫子さんの作品には、それぞれストーリーが散りばめられています。

適度なぼかし加工もされているため、当たり前の景色がより美しくキュートに生まれ変わっている、そんな素敵な作品ばかりです。

うたたね

うたたね [ 川内倫子 ]

created by Rinker
¥3,300 (2019/10/13 19:41:42時点 楽天市場調べ-詳細)

川内倫子さんの作品集として人気があるのが「うたたね」という本です。

「死んでしまうということ…」というサブタイトルが付いているため、内容を知らない方は思わずドキリとするかもしれません。

タイトルからすると長い間病気を患っているおばあさんが亡くなってしまう本?と推察してしまうのですが、ページをめくると「死」の面影はどこにもありません。

ヒトが出てくるページはほとんど無く、カーテンや鳥・空に浮かぶ雲などを題材にとらえた美しい「命」の物語です。

作品の中には足元の小さな虫も丁寧に描かれていて、川内倫子さんの思いやりあふれる性格も見え隠れしています。

「急いで大人にならなくてイイんだよ…」そんなメッセージが聴こえてきそうな愛のある一冊です。

花火

花火 [ 川内倫子 ]

created by Rinker
¥1,980 (2019/10/13 19:41:42時点 楽天市場調べ-詳細)

夏の季節にさっくり読みたいのが花火。

「美しいということ…」というサブタイトルが付いています。

文字どおり花火の写真が散りばめているのですが、たとえば屋台のそばを駆け抜けるお子さんの足音・むわっとする夏の夜の風の匂いなど、花火のバックストーリーまでもが丁寧に感じられる素晴らしい作品集になっています。

ページをめくるたびに、キレイで幻想的な雰囲気に何度もひたることができる、旅情キブンを誘ってくれる一冊です。

あめつち

あめつち [ 川内倫子 ]

created by Rinker
¥6,380 (2019/10/14 07:12:25時点 楽天市場調べ-詳細)

阿蘇の野焼きやプラネタリウム、夜神楽に自宅から見上げた空など、みんなが住むこの世界と向き合って独自の視点で捉えた意欲作。

陰と陽の両方が垣間見える、様々な物事の帰結が映し出された作品です。表紙の野焼きなんとも言えない感傷的な気持ちにさせてくれます。

Halo

Halo 

「あめつち」から4年後に発表された全点デジタル撮影による最新写真集。

イギリスで撮影された旋回を繰り返す無数の渡り鳥の姿や中国・河北省の村で300年以上続く花火の代わりに鉄くずを溶かして壁にぶつける祭りの男たちの様子など、生命の力強さや静寂と希望いろんな内包された気持ちが表現された作品になっています。

川内倫子さんまとめ

大自然を撮る風景写真家でもなく、人物を撮るポートレートでもなく、独自の視点で撮られたその時々の写真は哀愁を漂わせながら、どこか女性らしさの残る川内倫子さんにしか撮れないなと思わせられる作品たち。

「自分はそんな写真が撮りたいのか?」

何かそんなことを思った時にぼんやりと眺めていたら、自由で自分が思うがままにその時をしっかり切り取れたら良いんじゃないかと考えさせられます。

真似したくても真似できるものではないですけど、写真を撮るうえでとても参考になる方です!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする