
人気番組・おんな酒場放浪記に出演されていて女性カメラマンと言うより「のんべえ」の印象が強い古賀絵里子さん。
フツーの写真家さんとはまた違う雰囲気が魅力的です。
もちろん古賀絵里子さんのキャラクターだけでなく、綺麗で儚さや哀愁を感じる写真は見ていてうっとりします。
そんな古賀絵里子さんが愛用するカメラや写真集にプロフィールまで知り尽くします。
この記事の目次
古賀絵里子とは(プロフィール)
古賀絵里子(こが えりこ) 1980年12月4日 38歳 福岡県出身
写真ワークショップ「コルプス」20期参加ー上智大学文学部フランス文学科卒ーフォトグラファー
2004ガーディアン・ガーデン主催『フォト・ドキュメンタリー「NIPPON」』受賞
2012フォトシティさがみはら主催『さがみはら写真新人奨励賞』受賞
2014「日経ナショナルジオグラフォック写真賞」優秀賞受賞
2015「KG+AWARD by GRAND MARBLE」グランプリ受賞「厚生労働省社会保障審議会児童福祉文化財」特別推薦受賞
2017「産経児童出版文化賞」大賞受賞
上智大学卒のお嬢さま
古賀絵里子さんは1980年12月、福岡生まれの女性カメラマンです。
高校生まで福岡県の学校に通い大学進学をきっかけに上京。
大学は上智大学のフランス学科を選んでいるかなりの淑女です。
上智大学は偏差値67のかなり頭のイイ大学。
卒業生にはキャスターの安藤優子さん、数学家の秋山仁先生、夜回り先生で話題の水谷修さんなどがいます。
フランス学科は16世紀や17世紀のフランスの演劇やカルチャーについて教えてくれる学問。カメラとは直接つながりがありませんが、芸術やアートの分野では近いものがありそう。
お嬢さまな雰囲気の古賀絵里子さんとフランス文学…何だかとってもリンクしますよね。
学校卒業後フリーカメラマン+おんな酒場放浪記に出演
大学時代も趣味でカメラを持ち歩いていた古賀絵里子さん。
学校を卒業した23歳のとき、フリーのカメラマンとしてデビューします。
その後、相模原市が主催する「さがみはら写真賞」の新人賞もゲットしているので、カメラマンとして順調な道を歩んでいたようです。
東京を中心に個展を開きながら世界観を広げていった古賀絵里子さん。
私生活では大のお酒好きで、本業のカメラはさておきBSの「おんな酒場放浪記」に出演しまくる日々。
知らない人が見たら「えっ?古賀絵里子さんってカメラマンだったの?」と驚かれる方もいるのではないでしょうか。
お酒は何でもいける口なものの、特に好きなのは日本酒。
色白美人の古賀絵里子さんと日本酒、似合いますよね。
結婚してお寺の世界へ
お酒大好きガールの印象が強い古賀絵里子さんですが、なんと現在はお寺の嫁として奮闘する日々。
お寺といっても京都にある、かなりの大寺だそうで仕事は山ほどあるそうです。
お坊さんでもあるご主人との出会いは仕事で訪れた高野山にて。
癒し系のピアノを弾くご主人の横顔に惚れて「この人しかいない」と思ったそうです。
大きなお寺のお嫁さんと聞くと「写真活動はお休みかな?」と心配になるものの、現在でもちゃきちゃきマイペースに写真の道を突き進んでいるそう。
女性向けカメラの基礎講座の講師を務めたり、写真集を出版したり…子育てと仕事どちらも両立させているそうです。
気になるお酒は「昔ほど強くはないけれども、今も大好き」
お茶目な人柄に癒されます。
古賀絵里子さんの使用カメラ
透明感のある写真が特徴的な古賀絵里子さんの写真。
一体どんな機材やカメラを使えば、あんなに上手に撮れるのか不思議に思いますよね。
古賀絵里子さんの愛用カメラについて調べてみました。
愛用カメラははCanon EOS 6D
自分のカメラについて、あまりオープンにされていない古賀絵里子さん。
古風な一面もあるのでフィルムカメラの達人かと思いきや、仕事ではデジタルカメラ入門の講師もしている非アナログ派。最先端のメカが大好きです。
そんな古賀絵里子さんが仕事でよく使っているのが「Canon EOS 6D」というタイプです。
新品でも今なら10万円程度で購入できるカメラなのでアマチュアの方でも手が出せる価格帯のカメラです。
このカメラの良いところは、初心者からプロまで自分のレベルに合わせた調節ができるということ。
クリエイティブオートからピクチャまで幅広い設定が行えるので、自分のスキルに合わせてカメラの感度をコントロールできます。
カメラと一緒に自分も進化していける…そんな味わい豊かな楽しみができますよ。
夕焼けや暗やみもキレイに撮れる
また「Canon EOS 6D」の優れている点は、もうひとつ。
「ちょっと暗くなってきたな…」と思った時でもキレイに焦点を合わせられるということです。
自然光が少ない場所での撮影に威力を発揮してくれるので、夕方の動物園や夕暮れ時の街並み、暗がりの多い田舎道も色彩豊かに撮ることができます。
手持ちのカメラでは物足りないとき、こちらのカメラに変えるだけで思わぬ発見があると思います。
ぼかしも自由自在
「デジタルカメラというとハッキリ映りすぎて嫌だ…」そう思っている人もいるのではないでしょうか。
EOS 6Dは「ボケもいい感じ」に収めることができる、面白い一面を持っています。
はっきりくっきりが苦手なとき、ノスタルジックな風景に決めたいとき、いい感じに風景をぼやかしてくれるので嬉しいです。
デジカメだから再現できる幸福感
ちなみに最近の古賀絵里子さんは「命」をテーマにした写真を多く撮っています。
テーマだけを聞くと「命ってちょっと重そう…」と引いてしまうのですが、イイ感じにぼかしと優しさを加えた写真が多いので、説教臭くない写真に癒される感じ。
うまいところ調整を加えてあると思いますが、それもデジカメだから出来る表現方法かもしれません。
「フィルムカメラのアナログっぷりに付いていけない…」と感じた時、カメラの世界をもっと気軽に感じられるのがデジタルカメラの良さ。
最新機能が付いたデジカメは、カメラの世界をもっと身近に感じさせてくれます。
古賀絵里子さんの作品・写真集の紹介
お酒好きの女性カメラマン古賀絵里子さん。
興味のある方は作品集をチェックしてみるのがオススメです。新たな発見にびっくりしますよ。
一山
お寺に嫁いだ古賀絵里子さんの私生活を、ちょっとだけ覗けるような優しい作品です。
まだ日が昇りきらないうちに撮影したと思われる本堂のフォト。
まるで絵画のように美しい、蓮の花。
お寺の庭に咲いている小さな草花。
どれを見ても「キレイだな~」のひと言。
人よりも自然や建物がメインになっている透明感のある風景が広がっています。
表紙には金箔で文字が描かれていますが、お寺をテーマにしているだけあって何とも厳かな雰囲気。
見ているこちらも思わず背筋がピンと伸びてしまう、そんな不思議な世界観が広がっています。
Tryadhvan トリャドヴァン
サンスクリット語を予感させるようなアジアン風の写真集。
妖艶でセクシーな内容の一冊になっています。
古賀絵里子さんの世界観が実によくアピールされている一冊で、ため息のこぼれるような写真が次々に登場します。
本の一大テーマになっているのがカラーではなくモノクロの写真たち。
女性の後ろ姿や田園風景、男性と女性の結ばれた手など…それぞれの写真に「小さな物語が存在していること」に驚かされます。
難しい言葉や説明文はどこにも登場していないのですが「生きるとは?死ぬとは?」など哲学的な思想がつい頭をよぎってしまう面白い作品に仕上がっています。
最近難しいことを考えていないな…そう反省したときにパラパラ楽しんでみたい、教えてくれるものが多い内容になっています。
浅草善哉
浅草の街が大好きな古賀絵里子さん。
浅草のお祭りでたまたま知り合ったお爺ちゃん・お祖母ちゃんが題材になっている写真集が「浅草善哉」
なんと「6年間」もの長い間、足しげく通いまくって写真を撮ったというのだから…驚き。
どこにでもいそうなフツーの老夫婦なのですが、心にぐっと来るものが多い感無量の作品になっています。
毎日旦那さんとケンカばかりしている人、奥さんの悪口を居酒屋でついつい零したくなる人。夫婦関係にミゾを感じている人ほど読んでもらいたい愛の結晶が入っています。
カンボジア (世界のともだち)
世界のともだちシリーズの「カンボジア」編です。
小さなお子さんにカンボジアの国について紹介する絵本テイストの内容になっています。
ぼやけた写真は一切入っておらず、色鮮やかでキレイな写真ばかり。
カンボジアで暮らすお子さんたちが元気に描かれていて、見ているこちらが元気を貰える内容になっています。大人も楽しめる旅日記です。
結婚後の現在も写真展など活躍中
古賀絵里子さんは「おんな酒場放浪記」を結婚を機に活動拠点が京都になったこともあり、2014年3月の放送を最後に出演されていないためメディアへの露出は減ったものの、現在もカメラマンとして活躍されています。
記憶に新しいところでは2018年の10月26日〜12月24日まで入江泰吉記念奈良市写真美術館にて写真家の野村恵子さんとともに写真展「Life Live Love 」を開催されています。
またブログでは新年の挨拶とともに仲睦まじい旦那さんと娘さんの家族写真も添えられていて、娘さんも3歳になったそうです。
仕事も家庭も両立されて活躍されている古賀絵里子さんはプロフェッショナルで、家庭を大切にしながら働く人の理想的な形かもしれませんね。