柴田敏雄が使うカメラ・機材にアートな写真集からプロフィールまで知り尽くす!

スポンサーリンク

柴田敏雄サムネ

アートのように美しい1枚を撮ることで有名なカメラマンの柴田敏雄さん。

現代カメラマンの中でも一線を置くようなグラフィックな作品を数多く撮られていて、見た人はその世界観に魅了されてしまいます。

建造物がを収めた写真が「なぜ、あそこまでアートになるのか?」「どうやったらあのスケール感が出せるのか」

気になることだらけの柴田敏雄さんが使っているカメラを知れば、少しは紐解けるかも知れません。

どんな経歴からその技術が培われ、もっと知りたくなったらどんな作品があるのか。

柴田敏雄さんを知り尽くしてみたいと思います。

柴田敏雄とは

柴田敏雄

柴田敏雄(しばた としお)1949年 69歳 東京都出身

 東京藝術大学大学院美術研究科絵画専門課程油画専攻修了ーベルギーゲント市王立アカデミー写真科入学ーにて教示ー筑波大学専任講師

1992年 第17回木村伊兵衛写真賞を「日本典型」にて受賞

現代のゴッホ?偉大すぎる名カメラマン

柴田敏雄さんは1949年東京生まれの写真家さんです。

都会育ちの写真家さんって意外に多いもの。田舎とちがって美術館や博物館、ギャラリーの多い東京。最先端のアートに触れることができる良さが「イイ写真を撮る」頭脳を育ててくれるのかもしれません。

東京藝術大学

天才肌な柴田敏雄さんは狭き門である東京藝術大学の美術研究科に進んでいます。

少子化の今でさえも芸大の美術学部は「入るのが超難しい」大学。競争率19倍をつけることもある「入りたくても入れない学校」です。

日本の進学校にするっと入った柴田敏雄さんは芸大で絵の勉強をしたあとベルギーに留学。異国の地でアートを学ぶようになります。

奨学金で学んだ「苦学のひと」

王立アカデミー写真科

ベルギー留学というと聞こえは良いものの、このとき利用したのが「ベルギー政府が出してくれた奨学金」

つまり自腹でお金を使うことなく、チャッカリ海外で絵の勉強をおこなうことができたのです。

とはいえ、ベルギー政府が日本の学生に奨学金を出すのは、そうそう滅多にあることでは無いもの。

このエピソードひとつ聞いただけでも、柴田敏雄さんがどんなに凄い人なのか…想像できちゃいますね。

東京綜合写真専門学校

「東京綜合写真専門学校」

筑波大学

「筑波大学」

1979年に日本の地に帰ってきた柴田敏雄さんはその後海外で学んだ知識を活かして、「東京綜合写真専門学校」「筑波大学」の先生として活躍します。

その功績や写真活動が認められて1992年には17回目の「木村伊兵衛写真賞」を受賞しています。まさに順風満帆、写真界のサラブレッドのような人生ですね。

【木村伊兵衛写真賞】の木村伊兵衛が使用したカメラや作品・作風からプロフィールまで知り尽くす!
写真会の芥川賞とも呼ばれる「木村伊兵衛写真賞」自身の名の賞があるカメラを志している人たちの間でレジェンドと呼ばれているのが木村伊兵衛さんです。

いまは「個展と向き合う」日々

現在、柴田敏雄さんは定期的に有名なギャラリーや美術館で、個展を開いて精力的に活動しています。

柴田敏雄の写真

ゴッホやセザンヌのように「筆で描いたような印象的な写真」を数多く作っていて初めて柴田敏雄さんの作品を見た人は「本当に写真なの?」と驚いてしまうほど。

自然と人工物の合体が得意で、ダムと山や、工事現場のとんがりコーンと岩、えぐり取られた岩肌と砂…など一見アンバランスと思えるもの同士を合体させた写真が特徴的です。

人間のチカラと大地の力がまさに戦いあっている…そんな力強さを感じた1枚に仕上がっています。

スポンサーリンク

柴田敏雄さんの使用カメラ・レンズと機材など

ランドエスケープ

山の中に浮かび上がるひとつの紅い橋。入り組んだ迷路のような地下通路。

自然の中に作られた造形物を見事な角度で切り取ることが得意な柴田敏雄さん。

普段はどんなカメラを相棒にしているのか、とっても気になりますよね。お気に入りの機材について調べてみました。

超ワイドな画角の「大判カメラ」

大判カメラ-4×5

「大判カメラ 4×5」

8×10カメラ

「大判カメラ 8×10」

柴田敏雄さんの愛用しているカメラは大判カメラです。

4×5そして8×10のタイプを使用していたそうなので、かなりの大型サイズ。

デジカメのフルサイズ(35ミリ)で撮っている人は、あまりの画面の違いにビックリされる方も多いかもしれません。

大判カメラはフィールドカメラと呼ばれるくらいワイドな画面で撮影できる機材。

柴田敏雄さんは夜の高速道路や橋・工事現場なども撮影しているので、こうした大きな造形物を撮るのにはベストマッチなカメラだと思います。

大判カメラには色々なタイプがある

テレビクルーのカメラのように大きい大判カメラ。

大判カメラ種類

どのメーカーの物を使っているのか公表されていませんが、一般的に大判カメラには「木製・金属製・樹脂製」の3つがあります。

木製はレトロで使い込むうちにツヤが出ること、比較的リーズナブルに買えるというポイントがあります。

木製に比べて重たいものの精度の良い写真を狙いたいなら金属製が。

軽さを意識したタイプがいいなら樹脂製がオススメです。

最近では大判カメラ専用の中古店も増えてきているので、気分転換に覗いてみてもいいかもしれません。

フィルムはPolaroid Type55

ちなみに柴田敏雄さんの愛用フィルムはポラロイド タイプ55という種類になります。

こちらのフィルム、大判カメラを愛用しているプロが好んで使うタイプ。値段は飛びぬけて高いのですが「高いなりの理由がある」と頷けるクオリティになっています。

生産が一時的にストップされていることもあり手に入れるのは至難の技。ネットショップなどを見ると価格が7万を超えるハイクラスな商品もあるようです。

とにかくキメが細かい!

ポラロイド タイプ55の良いところは情景がとても美しく撮れ、ワンランク上のキメ細かい仕上がりになるというところ。

一瞬一瞬の「余韻」をきっちり拾い集めてくれる最高品質のフィルムです。

通常のフィルムに比べて、奥ゆきを感じられる写真が撮れるので柴田敏雄さんのようなダム・高速道路・工事現場など大きなターゲットを沢山撮りたい人にもオススメ。

ポートレート写真など、人物を狙って撮った写真ももちろんキレイに撮れます。カメラのある日常が楽しくなる、そんな好奇心を刺激してくれる機材です。

スポンサーリンク

柴田敏雄さんの写真集の紹介

現代のゴッホのように美しすぎる情景写真が得意な柴田敏雄さん。

地方に住んでいるので都会の個展に行く時間がない…という方には、Amazonでポチッとできる「作品集」を見るのもオススメです。

想像を絶するスケールの大きさにびっくり仰天します。

ランドスケープ

ランドスケープー柴田敏雄 2008-2009 [ 柴田敏雄 ]

created by Rinker
¥3,024 (2019/09/23 02:21:17時点 楽天市場調べ-詳細)

CGでキレイに処理を施したような作品になっているのが柴田敏雄さんの「ランドエスケープ」です。

山あいのブリッジや海の上に無造作に並んだテトラポットなど、私たち人間が作り出した造形物に美しいハサミを入れています。

機械的に並んだ三角や丸の集合体は、見ているうちに「ひとつのデザイン」のように思えてきます。

私たちの住んでいる日本って、こんなにスゴい工業国だったんだ…と改めて「モノ作り日本の素晴らしさ」を感じさせてくれる一冊。

工事に興味がある人も、ダムや橋が大好きな人も、そうではない人にも是非一度手に取って欲しい不朽の名作です。

日本典型

「ランドスケープ」と同じように日本の土木建築を彼の瞳で捉え直した、美しすぎる一冊になっているのが「日本典型」

「ランドスケープ」はカラー作品が多いのですが「日本典型」はすべてモノクロ。

白黒で切り取られた世界が綴られているので、日本の写真なのに日本でないみたいな「機械的な美しさ」を感じさせてくれます。

冷たい印象のコンクリートアートたちが柴田敏雄さんの手にかかると、いとも不思議な魔法にかかります。

まるで命があるみたい、そんな余韻を感じさせる一枚。

「道路もダムも橋も、みんな人と同じように生きているんだ」そんな感想を抱かせてくれる一冊になっています。

日本ではよく見かける工事現場の見方を180度変えてくれるそんな刺激的な作品集です。

VISIONS of JAPAN

まるでスターウォーズに出てくるようなドラマティックな世界が繰り広げられてい「VISIONS of JAPAN」

文字通り「日本の工事現場たち」をまとめて撮った作品になっていて、一生のうち一度は見ておきたい名作ぞろいになっています。

折り紙のように直線や円が美しく飾られていて、思わず息を飲んでしまう画ばかり。

柴田敏雄さんの凄いところは構図がとても上手だということです。

通常は「こんな場所で写真なんか撮れないだろう」と諦めてしまうようなスポットでも、どこかに可能性を見つけてパチリと撮っています。

うな垂れてしまうような日常にも小さな癒しと光がある。そんなメッセージが込められている作品。

構図の勉強や現代アートに興味がある方の、知的好奇心を刺激してくれる1枚になっています。

アートに昇華させる柴田敏雄さん写真

ダム

自然の中の階段

自然の中にある建造物をこうもアートとして表現できる人って他にいるでしょうか?

普通に撮影したって、こんな感慨深い作品になんてならないはずです。

緻密に計算された構図と大判カメラが持つ超ワイドな画角が他にないスケールを生み、見たことがあるはずの建造物でさえ、どこか別世界や宇宙さえ連想する迫力と魅力が詰まっています。

「大判カメラ」はフィルムなので後での色の補正もないと思うのですが、カラーには神秘的な儚さのある綺麗な色使いに、モノクロはよりアート的な陰影があります。

まるで現代アートの世界に入り込んでしまったかのような柴田敏雄さんの写真は必見です!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする