都築響一が使うカメラから写真集・作品のこだわりやプロフィールまで知り尽くす

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都築響一サムネ

フォトグラファーはもちろん、編集者・ジャーナリスト・作家など色々な顔をもつマルチ才能の都築響一さん。

有名な作品に「東京スタイル」「珍日本紀行」などがあり、お洒落な写真ではないはずなのに作品を通して妙な格好よさがあったり笑ってしまうような写真の数々が繰り広げらていたり。

どういった発想からこんな作品達が生まれてくるのか?

そしてどんなカメラで作品にしていくのか?

気になることが山ほどある都築響一さんについてリサーチしてみました。

写真家・編集者・ジャーナリスト多彩な顔をもつ都築響一とは

都築響一

都築 響一(つづき きょういち)1956年1月31日生まれ 63歳 東京都出身

上智大学文学部英文学科アメリカ文学専攻卒ー在学時かライター活動開始ーフリーランス編集者ー写真家

第23回木村伊兵衛写真賞を写真集「ROADSIDE JAPAN 珍日本紀行」で受賞

都築響一さんは1951年生まれの東京出身のカメラマンです。

東京大学に進む子がとても多いことで知られる名門・麹町中学を卒業したあと、上智大学に進学してアメリカ系の文学を勉強しています。

ラブホテルや秘宝館、撮りまくったデビュー時

マガジンハウス

大学を卒業したあとは多くのお洒落系雑誌を輩出している「マガジンハウス」に入社。

マガジンハウスは20代の平均年収が800万クラスと言われているので、かなりの出版社。

都築響一さんは一流出版業界でポパイなどの有名雑誌の編集業をおこなっていきます。

モノ作りの楽しさを一流出版社で学んだ都築響一さんは、その後フリーとして独立。

秘宝館

ラブホテルや秘宝館などをパシャパシャ撮りまくる「B系カメラマン」として、その腕を磨いていきます。

深夜にヤンチャなドライブをおこなう暴走族、余命が少ない寝たきり老人、あてどもないラブホテルの夜明け。

多くの人が「見ないように目をつぶってきた現実」にあえて焦点を当てたのが都築響一さん。

【木村伊兵衛写真賞】の木村伊兵衛が使用したカメラや作品・作風からプロフィールまで知り尽くす!
写真会の芥川賞とも呼ばれる「木村伊兵衛写真賞」自身の名の賞があるカメラを志している人たちの間でレジェンドと呼ばれているのが木村伊兵衛さんです。

その功績が実を結び写真界の芥川賞といわれる「木村伊兵衛写真賞」も受賞しています。

これまでのカメラマンと似ているようで、どこか違う。オリジナルの物差しを持っているのが都築響一さんなのです。

「田舎」の良いところを伝える、のんべい系カメラマン

ROADSIDERS

都築響一さんは現在「ROADSIDERS」という有料のメールマガジンを発行しています。

こちらのマガジンひと月1,000円する少々お高めのもの。

けれども「紙の雑誌にはない独特の味わいがあって面白い」と多くのファンから支持されています。

出版物が売れない時代だからこそ、もっと気軽に読めるものを作りたい…という想いから始まったROADSIDERSの作成。

目次を読んでみると「100歳を超えて現役で活躍するアーティストの特集」など、メルマガとは思えない密度の濃さにビックリします。

人と違った角度で今の世の中を切り取ることが得意な都築響一さん。

生まれながらに都会のど真ん中で暮らしてきた過去があるので「田舎にとっても強い憧れ」があるそうです。

ウワサによるとメルマガの購読料は、その多くが交通費や取材費として消えてしまうそう。利益を求めず日本中をつっぱしる後ろ姿が、たまらなくクールでカッコいいです。

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都築響一さんが使っているカメラ

エロ写真家としてお馴染みの都築響一さん。

休みになると地方の立ち飲み居酒屋やスナックを周り日本酒を片手にパチリ。

「写真とは何ぞや…」と変に恰好つけないフレンドリーさが多くの人のハートに届いています。

ユニークで面白い都築響一さんの使用カメラと機材についてまとめてみました。

駆け出し編集者のころは安モノの大判カメラ

大判カメラ

出典:Five Ster Camera

大学を卒業したあとエリート編集者として汗をかいていた都築響一さん。

スキルを積んでいくうちモデルルームのように小ざっぱりした「インテリア雑誌の編集」を担当するようになります。

チリひとつ落ちていないホテルのような空間を目にすることが多かったものの「どこか物足りない」想いを感じていた都築響一さん。

たまたま訪れた後輩の自宅が、六畳一間の和室のようなところで「今までにない開放感」を覚えたそう。

妙なひらめきを生んだ都築響一さんは、思いつきでカメラ屋に入り1台の大判カメラを買い求めます。

このときの機種は公開されていないものの「安物のカメラ」と告白しているので、そう高いものではないよう…。

ネットショップを確認すると、中古のものであれば1台3万円くらいで購入できるタイプもあるそうです。

ダイナミックな絵を楽しめる大判カメラ

大判カメラモニター

中古の世界でも、にわかに注目がアップしているのがレトロな大判カメラ。

大判カメラは通常のカメラよりもビッグシルエットの写真が思いのままに撮影できます。

中判カメラや35ミリのミニカメラに対して、大判カメラは1枚ごとにフィルムを移し替えなくてはならない、まさに「1回勝負のアイテム」

大きな絵で撮影できることもあり、通常のフィルムに比べてワイドな大画面を楽しむことができます。

現在の愛用は8×10のカメラ

8×10カメラ

売れっ子になった現在の都築響一さんは「エイトバイテンのカメラ」を愛用しているそうです。

エイトバイテンとは8×10インチの大判カメラのことです。

「エイトバイテンのカメラ」は好きな人には好きな超ビッグサイズのカメラ。

とにかく形が大きく、とにかく重たいので今のコンパクトカメラに慣れている人には、少々昔っぽ過ぎるシルエットかもしれません。

アコーディオンカーテンのように蛇腹になった管が付いていて、見た目はカメラというより中世のオルガン…といった雰囲気。

オリンパスを始め色々なメーカーから販売されています。

都築響一さんの機種はどこのものか公表されていませんが「すごいヤツ」とおっしゃっているので超が付くくらいプレミアムな品かもしれません。

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都築響一さんの写真集

この世界のウラのウラ側を撮りまくっているフォトグラファー都築響一さん。

「もっと世界観にひたってみたい」と興味が出たら作品集を集めてみるのもオススメです。ハマると出られなくなる魔法の都築響一ワールドが待っています。

東京スタイル TOKYO STYLE

Tokyo style (ちくま文庫) [ 都築響一 ]

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「東京で1人暮らしをしているオトコの部屋」がテーマの写真集「東京スタイル TOKYO STYLE」

インスタグラムにアップされているような綺麗なものは何ひとつない「リアルな日常」が綴られています。

敷きっぱなしのシングル布団、窓に吊るしっぱなしの洗濯もの、あちこりに置き去りにされた飲みかけのグラス。

1人暮らししている男性の部屋に、こっそり遊びに出かけたような「やっちゃった感」があらわれている作品です。

若い男の子のありのままのライフスタイルが飾らずにそのまま記されているため「住んでいる男の子のハダカ」を見てしまったようなトキメキも感じます。

決して派手ではなく古めかしいものばかりなのに、心おどる風景が張り巡らされている不思議な世界観が広がっています。

東京するめクラブ 地球のはぐれ方

東京するめクラブ 地球のはぐれ方 (文春文庫) [ 村上 春樹 ]

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地球のはぐれ方…どこかで聞いたことのあるタイトル?そんな疑問を吹っ飛ばしてくれる、まるでエッセイ集のような「地球のはぐれ方」

地方や海外に弾丸でロケに出かけて、ちょっと変わった観光地を歩く一風かわったトラベルストーリーになっています。

こちらの本のスゴいところは作家・村上春樹さんも共同で参加しているということ。

村上春樹さんと都築響一さんって繋がっていたのね…そんな妙な感想が出てくる一冊です。

会社と自宅の往復に疲れすぎたとき、上司に怒られて凹んだとき、彼女にフラれてしまったとき、そっと肩を押してくれる明るい作品集。

ぱりっとした都築響一さんの写真が明日への勇気をプラスしてくれます。

ROADSIDE JAPAN 珍日本紀行

ROADSIDE JAPAN珍日本紀行 西日本編

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変わったモニュメントで、こっそり町おこしを頑張っている「埋もれた地方の名物」を面白おかしく取り上げた週刊SPA!で連載されていたの『珍日本紀行』の中から厳選された写真集がROADSIDE JAPAN 珍日本紀行

日本ってどこも同じような風景だとつい思ってしまうけれども、意外に意外色々な名所があるんだね~と笑えてしまう内容になっています。

地方の秘宝館やハコモノ系の激セマ遊園地、ナゾのモヤイ像など…「コレは無いだろう!」と思わず突っ込みたくなる珍名所がズラリ。

ページをめくっていると、思わずぷぷぷと笑いがこぼれてしまう都築響一さんならではの作品集になっています。

こちらも他の本と同じようにマジメな人生に疲れてしまったとき、妻にガミガミ言われてやる気を失ったとき、反抗期の娘に「パパのシャツと一緒に洗濯ものを洗うのはイヤ」と言われてしまったとき、折れた心を元通りにしてくれる傑作集。

手元に置いておいて損はありません。

編集者だからこそ生まれる都築響一さん写真

都築響一2

ビジネス+ITのインタビュー「本当におもしろい企画を生み出すために」にも綴られていますが「木村伊兵衛写真賞」まで受賞されている都築響一さん自身が名乗る肩書きは「写真家」ではなく「編集者」

それは面白い企画を考えた時に、どこもやっていないしそれなら「自分でやってみるか」の考えから写真を撮られているからです。

なので予算が下りるなら他のカメラマンでも構わないらしいです。それで「木村伊兵衛写真賞」を取ってしまうのだから凄過ぎですが(笑)

なのでいかに撮るかよりも考えや企画を優先されているわけです。

でもそれが全体を通して見た時に、他のどこにもないオリジナルのスタイルになって写真が際立って見えるのだと思います。

写真を綺麗に撮る方法を模索するのもいいけど「どんなアイデアをもって撮るか」

当たり前のようで面白さって一番大事だよね。と改めて思い知らされました。

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