ここまでのChapter5の仕事術編では、どう仕事にするかの考え方についてお伝えしてきました。
でも実際問題、最初のお客さんってどうやって獲得すればいいか分からないですよね。
これまでのChapterをすべて実践して出来るようになれば、仕事自体をこなすことは出来ます!
あと知らないことは、それをどうやって仕事に結びつけるか。
ただこれだけです。
それさえ分かってしまえば、誰だって仕事につなげることは可能なのです。
近所や行きつけのお店に声をかけてみる
営業じゃないかと言われればその通りです。
ですが今までの講座を読んで下さった方なら分かると思うのですが、カメラを仕事にしていく上でコミュニケーションは必要不可欠です。
「人対人」の仕事になるのがカメラマンですから、営業をしてみるのが手っ取り早いです。
堅苦しき考える必要はありません。
あまり良くない写真を使っていると思うお店に気軽に声をかけてみればいいのです。
写真撮影を頼んでみたいと思わせる共感性を得る知識!悩みを解決することが仕事につながる声をかける際には「共感」を意識して、相手の悩みにたって考えお伝えすることが大事です。
「えぇー営業は嫌だなー」と考えるかもしれませんが、撮影をする際には色々なやり取りをするものです。
料理写真でも「こういった段取りで進めさせていただきます」とか「アイスなどの冷たいものなら、溶けないうちに撮影するのでギリギリまでデコレーションを待ってください」とか、一人で黙々と撮影するのではなくコミュニケーションを取りながら連携して撮影していきます。
この時にいかに相手のことが分かっているかで撮影のスムーズさやクオリティーも変わってきますので、相手もあなたのことを知っている方がより和やかに楽しく仕事が出来るものです。
ましてやポートレート撮影となると、良い表情を引き出すためには会話が重要になってきますので、とにかく話すことに慣れていなければクオリティーにも影響してきます。
今までにお伝えした考え方は「人ファン」になってもらうための会話術のためでもあったのです。
ですからそのことを思い出して会話すればなんの問題もありません。
相手の悩みにたって「共感」してもらえる会話をしてみましょう!
たった一声で思いもかけない出会いやロケーションが待っている
繋がりが増えれば色んな出会いが待っています。
それは仕事だけでなく、自分が撮りたい写真を自由に撮れることにも繋がっていきます。
先日も自分のポートフォリオ用にポートレートを撮りたいと思ったのですが、あいにくモデルを頼める人がいない状況でした。
ですが写真の仕事で繋がりを持った方に「誰かモデルなってくれる人いないかな」なんて聞いてみたら、二つ返事で探してみますと言われ、3日後にはモデルをもつけてきてくれました。
しかも撮影場所はリゾートホテル全館貸し切りで!
普通に撮影しようものなら、むしろお金を払ってでも使いたいロケーションも「人ファン」になってもらえていれば、自分が思い描いた以上のものがやってくるなんてことも沢山あります。
このポートレート撮影の場所も、カフェを使わさせてもらっていたりします。
仕事だけでなく自分の作品を作りたくなっても大いに役立つとともに、そこからまた新しい仕事にも繋がっていきます。
ただ声をかければいいだけ
写真を仕事にするなら企業とするのが良いと今までお伝えしてきました。
「企業=会社」と言われると身構えたくなる気持ちも分かります。
でも実は身構える必要なんて全くないのです。
私の住んでる市は人口が12万ほどなのですが、事業所の数は5000ほどあります。
これを割ると24人に1人が社長やそれに近い役職ということになります。
となると、あなたの日常の中でも実はかなりの確率で知らず知らず会っているわけです。
ですから営業と言ったものの、何気なく声をかけていくだけでも「共感」してもらえる伝え方さえしていれば、必要とする人は現れ、それが輪になってどんどんと広がっていきます。
ほんのちょっぴりと勇気だけでいいのです。
ネットからでも写真の仕事は取れる
ここまでの話を聞くとオフラインでの対面での依頼でしか稼げないのかと感じられるかもしれませんが、そんなことはありません。
参考 ココナラ スキルマーケットcoconala 参考 ミツモア Meets More
「ココナラ」や「ミツモア」であれば、オンラインから商品の撮影依頼を受けることが出来ます。
撮影依頼があると連絡が届き、依頼内容に沿って見積もり提案をします。
地域や依頼の金額によっては複数の方が見積もり提案するので必ずしも依頼が受けれるわけではなのですが、見積もり提案の際にはメッセージも送れるので「どういった対応ができるのか」など金額だけでなく親切丁寧な内容を添えることで印象も変わってきます。
またここで前回のお話にありましたポートフォリオを作ってあれば、他の方との差別化が図れるので、より信頼してもらえ依頼が受けやすくなるはずです。
SNSからもアプローチできる
よくTwitterなどで「お仕事の依頼お待ちしております!」などのアピールをみますが、これってすごく受け身だと思います。
具体的ではないし、いくらなのかも分からないので、相手側の難易度が高くなってしまっています。
またフォロワー数が少ない・始めたばかりだとあなたがどんな人なのか伝わっていないので、余計に難しく感じると思います。
そんな時はこちらから提案してあげましょう!
特にはFacebook、次にTwitterなどでするのが効果的だと思いますが
こんな感じであなたの写真を見せつつ、始めたばかりなので今だけ安く撮影しますよとアピールするのも1つの手です。
撮影の際にあなたの魅力を伝えていれば、きっとリピートしてもらうきっかけになります。
一度ファンになってもらったら、実際リピートの際に正規の金額をいただいても大丈夫です!
モニターキャンペーンはきっかけ作りなので、しっかりと共感してもらえていれば次回も安くする必要なんてありません。
こういった方法で、SNSからもしっかりアプローチして、コミュニケーションを多く取っていくのもおすすめです。
自発的に動いて誰かの悩みを解決すれば必ず見返りがやってくる
自分のメリットばかりを考えて動くと結果がともわないこともあります。
ですが、写真を介して誰かの悩みや困っていることを解決してあげようと考えて話たり提案すれば必ずその見返りはやってきます。
そしてその見返りは遠いいつの日かではなく、案外すぐにやってくるものです。
まずは今までに覚えたライティングやレタッチの技術に、写真を必要としている人にほんの少しの勇気を持ってアプローチするだけで、あなたの写真ライフは劇的に変化していくのです。