これまでにカメラ・レンズとご紹介してきましたが、カメラを始めるなら必ず必要になって来るものでした。
今回からはなくても撮影はできるが「写真を仕事にするなら」「飛躍的に撮影技術をあげるなら」必要になってくる機材類をご紹介していきます。
ライティング機材
ライティング機材と聞くと大掛かりで高額な機材を連想するかもしれませんが、そんなことはありません。
安く済まそうと思えば、2万円以内で収めることも可能です。
また、カメラの一番の上達はいかに光を扱うかにかかっているので、ライティングを使わない場合でも光は気にしなくてはなりません。
ですから、ライティングを覚えることはカメラ上達の一番の近道と言っても過言ではないかも。
そんな覚えれば圧倒的に力を身につけられるライティングに必要な機材ご紹介していきます。
ストロボ
まずは光を発酵させるために必要なストロボから。
GODOX TT600
Godox VING V850II
純正のストロボはとても高額ですが「GODOX」というサードパティのものであれば、非常に安価に購入することができます。
先に紹介した2つのストロボですが、基本性能はそこまで変わりません。
違いは「GODOX TT600」が電池式に対して、「Godox VING V850II」は充電できるリチウム電池ということ。
長期的に使うのであれば「Godox VING V850II」が良いのですが、まずは安くてストロボを使いたいという方には「GODOX TT600」で良いと思います。
「Godox VING V850II」には「GODOX VING V860II-C」という上位機種があるますが、この差は「TTL」と呼ばれる自動で光の発光量を調整してくれる機能があるかどうか。
便利そうな機能に思えますが、ライティングは明るくするためというよりは、意図して陰影をつけたり明るさを調整するため、自動では自分のイメージした調整にはなりません。
ですからこの2つのどちらかを購入すれば良いでしょう。
Godox AD200
もしお金に余裕があるなら「GODOX AD200」がさらにおすすめです。
最大の違いは、発光後のチャージ時間にあります。
ストロボは発光の明るさを明るくすればするほど、次に発光するまでにチャージする時間が必要になります。
この「GODOX AD200」ですと連続で発光しても問題なくいけますが、先におすすめしたストロボではラグが発生します。
最終的にカメラを仕事にするときには、この「GODOX AD200」は持っておいた方がいいです。
ただストロボはいくつも同時に使用することが出来るので、さきに「GODOX TT600」や「Godox VING V850II」を買っても一緒に運用できるので、無理に初めから「GODOX AD200」を購入する必要はありません。
ラジオスレーブ
ストロボの紹介で「あれ?」と思った方もいるかもしれませんが、「GODOX AD200」にはカメラに取り付ける接触部分がなかったと思います。
理由は「クリップオンストロボ撮影」と呼ばれるカメラの上にストロボをつけて撮影する方法ではなく、自由な位置からストロボを発光させる「オフカメラストロボ撮影」を今後お伝えしていくからです。
こちらは実際に撮影しているときの風景ですが、このようにストロボを好きな位置に動かして撮影します。
そのためストロボを遠隔操作するのに必要になってくるのが「ラジオスレーブ」なのです。
GODOX Xpro-C
おすすめはこちらの「GODOX Xpro-C」
ストロボでご紹介したGODOXのストロボと互換性があり、各カメラメーカー用のものが取り揃っています。
画面が大きく、どのストロボをどの調整にしているか一目でわかり、操作もしやすいです。
「オフカメラストロボ撮影」では必ず必要になってきますので、ストロボと合わせて購入しましょう。
カメラの上につける「クリップオンストロボ撮影」ではできない、撮影の表現方法が一気に広がります。
この撮影方法を覚えるだけでも、格段に撮影技術が上がります。
スタンド
こちらはストロボを取り付けるために必要になってきます。
ブラケットマウント
こちらのブラケットマウントでストロボをホールドして、スタンドに取り付けることで、ストロボを自由な位置に配置することができるようになります。
アンブレラ・ソフトボックス
ストロボの光を全体に回すために必要なのが「アンブレラ」または「ソフトボックス」
どちらの方が絶対いいと言うのはなくて結構好みの問題なのですが、準備がアンブレラの方が格段に早いのでアンブレラの方がおすすめかもしれません。
ただソフトボックスの場合、Amazonなどでブラケットマウント一緒になって販売されていることも多いので、少しだけ安く買えます。
このあたりは金銭的に余裕があれば2種類とも持っている方が無難かもしれません。
以上がライティングに必要な機材です。
細かなものを言えばもう少し出てきますが、一旦これだけあれば撮影することは可能です。
「学校も実務経験も無し。ゼロから始める複業カメラマンの教科書」では、撮影編でこの「オフカメラストロボ撮影」にふれていきますので、学びたい方は是非購入してみてください。