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一眼カメラの勢力図からカメラの未来を大胆予想2019~カメラのタイプ勢力図~

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スマホの普及によるデジカメの不振。

 

フルサイズミラーレスの登場による市場の活性化。

 

カメラ市場はフィルムからデジタルに移行した時期以来の大変革期にあります。

 

カメラのタイプ別に市場の変化を分析し、今後を予想していきましょう。

コンデジvs一眼カメラ

デジタルカメラの年間販売台数は2010年にピークを迎えたあとは、右肩下がりとなっています。

 

初代iPhoneが発売されたのが2007年。

 

Android OSが公開されたのが2008年。

 

デジカメ市場がスマホの普及と共に規模を縮小していることは明らかです。

 

デジカメ市場の縮小スピードは脅威的で、2018年には2010年と比較すると約70%減となっています。

 

特にコンパクトデジタルカメラは減少幅が大きく、2010年と比較して80%近い減少となっています。

 

カメラ販売において、コンパクトカメラ専業だったカシオは2018年にデジカメ市場からの撤退を決めました。

 

コンデジは今後も縮小を続け、完全防水や超望遠、一眼レベルの高画質高価格などの一部の特殊なスペックのコンデジを除いて、その役割はスマホへと移行していくと予測されます。

 

市場規模が縮小しているのはコンデジだけではなく、一眼カメラ、レンズ交換式カメラも同じように縮小しています。

 

デジタルカメラ市場の縮小はスマホのみが原因ではなく、デジカメ黎明期の様にデジカメの性能が画素数などで上げ止まりを見せ始めていることや、信頼性が上がって故障率が下がったことなども原因があり、今まで継続的にカメラを使っていたユーザーのカメラ離れが進んでいるということには必ずしも直結していません。

 

日経新聞に掲載されたCanonの御手洗冨士夫会長のコメント依るとデジカメ市場は今後2年でさらに半分に縮小するとも言われていますが、レンズ交換式カメラは年10%程度の縮小に留まっているので、コンデジなどを使うライトユーザーが大幅に減少すると予測されています。

 

コンデジは今後、消滅に近い形での規模縮小、レンズ交換式カメラはカメララインアップの見直しで、今よりもよりハイアマチュア向け、プロ向けにシフトしていくことになりそうです。

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フルサイズvsAPS-C

一眼カメラを趣味としていると、センサーサイズはフルサイズ至上主義のような錯覚に陥り、フルサイズを持っていなければいけないような強迫感も持ってしまいがちです。

 

 

更に近年はフルサイズミラーレスの新機種発売も相次ぎ、ちょっとしたフルサイズ祭りのような印象すらあります。

 

しかし、実際の市場はちょっと違います。

 

一眼カメラ、レンズ交換式デジタルカメラのボリュームゾーンは10万円前後の価格帯にあります。

 

ボリュームゾーンとは市場において最も売れる価格帯、普及価格帯のことで、フルサイズカメラはフルサイズエントリー機でもボリュームゾーンよりも若干高価で、市場においてはAPS-Cがレンズ交換式デジタルカメラの中心にあると言えます。

 

事実、販売台数ではレンズ交換式デジタルカメラの7割以上がAPS-Cです。

 

フルサイズvsAPS-Cという構図においてはAPS-Cが圧勝ということになります。

 

また、カメラ総合サイト デジカメWatchのアンケートではフルサイズが43%、APS-Cが68%となっています。

https://dc.watch.impress.co.jp/docs/special/737122.html

 

複数回答しているので合計は100を超えますが、おおよそ市場と似たような割合になっていますが、若干フルサイズのシェアが増えています。

 

デジカメWatchを見るような熱心なカメラユーザーはフルサイズを購入する傾向が高くなりますが、やはり市場の中心は10万円前後のカメラ、APS-Cにあります。

 

レフ機vsミラーレス

レンズ交換式デジタルカメラ市場において、最もホットなワードがミラーレスですね。

 

ちなみにカメラ映像機器工業会では2018年まで、ミラーレスをノンレフレックスと呼称していましたが、2019年からはミラーレスに統一されています。

 

カメラ映像機器工業会も呼称を変えざるおえない勢いがミラーレスにはあります。

 

2018年の出荷台数はすでにミラーレスがレフ機を上回っており、月毎の出荷台数でもミラーレス優勢が続いていることから、2019年の出荷台数はレフ機を大きく上回ることと予想されます。

 

ただし、ミラーレス機の購入は、レフ機からの買い替えよりも買い増しといった傾向が強く、出荷台数でミラーレス優勢だとしても、それがレフ機ユーザーの減少と必ずしもイコールではありません。

 

よりミラーレス機の機能が充実すればユーザーのミラーレス化の流れも加速しますが、現状ではミラーレス機とレフ機の両天秤としているユーザーが多いということです。

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東京オリンピック後に注目

現状のミラーレス機の盛り上がりは、レフ機の話題不足といった側面もあります。

 

CanonもNikonも2017年を最後に2年間フルサイズ一眼レフ機を新発売していません。

 

APS-C一眼レフ機もエントリー機しか新発売していないので、レフ機市場が盛り上がらないのはフルサイズミラーレスの登場だけでなく、レフ機に新機種が少ないことも理由となっています。

 

そもそも一眼カメラはオリンピックに合わせてフラッグシップ機が発表される傾向があります。

 

そしてフラッグシップ機から派生する形でハイアマチュア機やミドルクラス機が登場します。

 

つまり、レフ機とミラーレスの決着は東京オリンピック後に決まる可能性が高いということです。

 

レフ機のフラッグシップ機は当然ですが、NikonとCanonはフルサイズミラーレスのフラッグシップ機の発表もあると予想されています。

 

また、SONYがα7RⅣを発表した様に、東京オリンピックまではフラッグシップ機以外にもミラーレス、レフ機の新機種が各社から毎月の様に発表されるという噂もあります。

 

東京オリンピックは右肩下がりとなっているカメラ市場の起爆剤となるのか、一眼カメラはミラーレスが主流となるのか、2019年から2020年はこれらの動向から目が離せません。