設定の調整の考え方。M(マニュアル)モードは譲れないものから順番に

マニュアルモード

絞り優先モードやシャッター速度優先モードでの撮影に慣れてきたら、いよいよMモードで撮影してみましょう。

ですがその前に絞り優先モードやシャッター速度優先モードを使うとき、どういった基準でモードを決めていましたか?

ボケ味やシャープさを念頭においていると、おそらく絞り優先モードでの撮影のほうが多かったのではないでしょうか。

スナップ写真や動かない被写体での撮影の方が練習しやすいことと、カメラの醍醐味であるボケ味が調整できるため、こちらのモードになりがちだと思います。

明るくキレイな写真を撮影するだけなら、こちらのモードだけでも構わないのですが、シャッター速度優先モードもお伝えしていたのには理由があります。

それはその撮影その時々で、優先したい設定があったかということです。

それが意識さえ出来ていれば、Mモードの撮影もすぐに慣れていきます。

Mモードは撮影するときに譲れない設定から順番に

ISOは明るさの調整ができますが、数値をあげるほど画質が悪くなるので、最後の調整となります。

ですからMモードで撮影する場合、シャッタースピードと絞りのどちらかの数値を決めて、もう一方を補うように調整します。

この撮影したい写真のイメージが固まっていないと迷ってしまいます。

Mモードが難しく場合は、このイメージを持たずに撮影してしまっているからなのです。

雰囲気から決めるときは絞りから

デザートパン

シャッタースピード:1/125 F:4.5 ISO100 ライティングあり

動かない被写体の場合、どんなイメージ・どんな雰囲気にしたいかを考えると思います。

この場合はボケやシャープさを決める絞りから数値の設定を決めて、三脚があればカメラが固定できるのでシャッタスピードをギリギリまで遅くして明るさを確保して、ISOはなるべく数値を低くします。

手持ちでの撮影であれば、持っていてブレない数値までシャッタースピードを調整し,足りない分をISOで補います。

パン俯瞰

シャッタースピード:1/125 F:8 ISO160 ライティングあり

パキッとシャープな写真を撮影するなら絞りのFを8以上にして、同じくシャッタースピード・ISOの順で調整していきます。

上記の写真の場合ライティングを使ってしまっていますが、無しで撮影する場合でもシャッタースピード・絞りは同じでISOで明るさを調整することになります。

動く被写体はシャッタースピードが優先される

犬

シャッタースピード:1/500 F:5 ISO100

動く被写体の場合、まずブレずに捉えられるシャッタースピードを決めることが重要です。

どんなに絞りを決めたところで、ブレて撮影出来なければ意味がありません。

被写体の動くスピードを考慮して確実にブレない数値を決めて、そこから絞りを調整していきます。

上記の写真の被写体の犬はゆっくり動いていたので1/500ですが、もっと動き回っていたなら、さらに早いシャッタースピードにしています。

どんなに被写体だけをはっきり映して他をボカしたいと思っても、撮影出来なければ意味がありません。

ですからシャッタースピードを確定した上で、絞りを調整して、最後にISOで明るさを整えましょう。

まず1つの調整を確定しないと、迷いが生じる

ポートレート

ポートレート(人物)撮影でも、どう撮影するかによって優先順位が変わってきます。

人物が動かずにイメージ写真のように撮影する場合は絞りから調整して、イメージする撮影の調整にじっくり調整していけます。

不意の表情

ですが自然の流れの中で不意の表情を撮影したい場合には、何よりシャッタースピードが優先されます。

せっかく今しかない表情を見せてくれても、スピードが足らずにブレてしまうと台無しです。

 

どう撮影するかのイメージと流れを考えておけば、必然的にまず優先すべき設定がどれなのか分かります。

1つが確定しまえばそこから他の調整で補う形になるので、自ずと大体の数値が分かってきますし、自分の得意な設定も出来てきます。

Mモードに移行したら、まずは撮影するシーンに合わせて軸になる設定はどれか決めてしまえば、迷いなく調整をおこなっていけます!