Zoomを使ったテレビ会議が一気に普及しましたが、慣れないテレビ会議には問題も多くあります。
その中でも多くの人が悩んでいることが、部屋の中が写り込んでしまうということではないでしょうか。
そんな悩みを解決する、バーチャル背景についてみていきましょう。
バーチャル背景とは
バーチャル背景は簡単に言うと、背景を合成する方法です。
テレビ会議では、どうしても部屋の中が画面に写り込んでしまいます。
お洒落でキレイな部屋ならば問題ないのでしょうが、あまり片付けていない部屋は見られたくないですよね。
テレビ会議の度に片付けるというのも大変です。
また、プライベートに干渉されたくないという人は、部屋の中は綺麗にしていてもあまり見せたくないという場合もあります。
カーテンやパーティションを使って目隠ししてしまっても良いですが、それでは殺風景な印象を与えてしまうこともあります。
そんなときはバーチャル背景を使って、お気に入りの背景にしてしまいましょう。
最近では部屋を見せたくないからバーチャル背景を使うというよりも、会議のアクセント的に面白い背景で登場するという使い方の方が増えているようです。
Zoomでのバーチャル背景の設定方法
Zoomでバーチャル背景を使う場合にはちょっとした準備が必要です。
まず、テレビ会議に使うパソコンにZoomがインストールされていて、サインインしてある必要があります。
Zoomは会議に参加するだけならサインインする必要はありませんが、バーチャル背景はサインインしていないと設定ができません。
サインインしてあれば、Zoomを起動すると右上に歯車マークがあるので、そこから設定します。
設定項目の中から、「バーチャル背景」を選択することでバーチャル背景の設定ができます。
あとは右下の仮想背景から好みのものを選択するだけです。
好みのものがなければ、パソコン内の保存画像を追加することができます。
基本的にクロマキー合成の手法をとっているので、背景をグリーンスクリーンにしておくと合成が綺麗にできます。
グリーンスクリーンがない場合は単一色のカーテンや模造紙などを背景にすると良いでしょう。
iPhoneやiPadの場合は背景を認識する機能がiOSに組み込まれているので、こういったグリーンスクリーンを使わなくても合成することができます。
バーチャル背景がうまくできないときの解決法
バーチャル背景がうまくできない原因としてはいくつか考えられます。
サインインしていない
バーチャル背景はサインインしていないと設定することはできません。
まだアカウントを作っていない場合は、アカウントを作る必要があります。
アカウントは受信可能なメアドがあればすぐに作れるので、バーチャル背景を設定するなら作っておきましょう。
PCがスペック不足
タブレット型PCなどでPCの性能が低い場合はスペック不足で合成がうまくいかない場合もあります。
Zoomは非常に軽量なのでスペック不足となることはあまりありませんが、古いパソコンを使っている場合などはこれが原因となることもあります。
背景や服装がクロマキー合成に不向き
バーチャル背景は、カメラの映像内の1つの色を選択して背景画像に合成していきます。
グリーンスクリーンがあれば、緑の部分が背景として合成されます。
つまり、グリーンスクリーンを使っているときに、緑、もしくは緑に近い色の服を着ていた場合、その部分も背景として合成されしまうので注意が必要です。
背景は必ずしも緑である必要はありませんが、単一色であることが必要です。
背景がなるべく単一色となる場所やパーティションなどを設置して、違う色の服を着るようにします。
また、背景に影ができてしまっている場合は、影の部分が背景として合成されないこともあります。
バーチャル背景画像の探し方
バーチャル背景はカメラと同じアスペクト比の画像が理想的とされます。
アスペクト比とは画像の縦横比のことで基本的にはテレビやYouTubeなどで一般的な16:9のものが多くなっています。
「バーチャル背景」といったキーワードで検索すればたくさんの画像がヒットします。
個人利用であれば著作権なども関係ないので、好きな画像を選択できます。
自分で背景画像を作ってみても面白いですね。
まとめ
- バーチャル背景は背景を合成して配信する方法
- Zoomではバーチャル背景が標準搭載
- iPhoneは背景がゴチャゴチャでもバーチャル背景可能
Zoom会議のときに背景にいろいろ写り込んでしまうことを避けるために殺風景な壁を背景にするとも多いでしょう。
そんな殺風景な背景をちょっとお洒落に、ちょっとコミカルに変えてくれるのがバーチャル背景です。
Zoomは簡単な操作で背景を変更することができます。
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