接写リングとは?激安品でも使える?接写リングの解説&レビュー

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Close-up-ring

マクロ撮影はクローズアップすることで身近なものでも斬新な視点で写真にすることができます。

とても魅力的なのですが、マクロレンズを買わなくてはいけません。

レンズを買うとなると出費が…。

そんな悩みをズバッと解決してくれるのが接写リングです。

接写リングとは?使い方は?

接写リングとはレンズとカメラの間に装着して、レンズの最短撮影距離を縮め、マクロ撮影を可能としてくれるアイテムです。

接写リング自体にはレンズはなく、謂わば単なる筒です。

マウントアダプターと似ていますが、マウントアダプターは異なるマウントのカメラとレンズを装着可能とするものですが、接写リングはカメラマウント自体は変わらないので、単なる筒といった感はマウントアダプターよりも高くなります。

マウントも変えずに単にフランジバックを伸ばすだけのアイテムなので、純正品以外にも社外品も多く出回っています。

マウントアダプターと同様に絞りやAFを作動させる電子接点がないものもありますが、異なるマウントにするわけではないのでカメラメーカーでなくても開発は簡単で社外品も電子接点付きのものが多くあります。

接写リングは様々な厚みがあり、厚みを変えることで最短撮影距離を変えることができますが、ヘリコイド機構を内蔵して、一本でも厚みを変えられる便利なものもあります。

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接写リングの使い方

接写リングは、カメラとレンズの間に装着するだけで、特別な操作は必要ありません。

装着したあとは撮影するだけです。

電子接点があれば絞りもAFも問題なく使えるはずです。

ただし、接写リングを装着すると、無限遠ではピントが合わなくなることと、被写界深度がかなり浅くなるのでAFではピントが合わないこともあります。

F値を大きくして被写界深度を深くしたり、MFでピントをあわせたりする必要があります。

また、接写すると手ブレの影響を受けやすくなるので、なるべく三脚撮影をすることがおすすめとなります。

接写リングの仕組み

レンズを通過した光がどの様に結像するかということは小中学校の理科で習うのでご存知の人も多いことでしょう。

凸レンズの光軸と平行な光は焦点を通過します。

レンズの中心を通過する光はそのまま直進します。

この2つの光の軌跡が交わる場所が結像面となります。

さて、レンズに物体を近づけてみましょう。

すると、結像面はどんどん奥になっていきます。

カメラの場合、交換レンズは複数のレンズで構成されていますが、1枚の仮想レンズとして考えることができます。

カメラのピント合わせはこの仮想レンズの位置を前後させることでイメージセンサー上に結像させます。

しかし、当然ですが仮想レンズは無限に前に繰り出せるわけではないので、最短撮影距離が決まっているのです。

そこで接写リングです。

接写リングの厚みの分だけレンズを前に繰り出せるので、その分撮影距離が短くなります。

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激安接写リングは使えるのか?約2000円の激安品をレビュー

Amazonで2000円強で買える接写リング

接写リングはカメラメーカーから純正品として発売されているものもありますが、社外品、サードパーティー製のものも多く販売されています。

社外品のものは価格差が大きく、純正品の様に1万円ぐらいするものから、2千円程度で販売されているものもあります。

2千円程度の激安品でも使えるのでしょうか?

通常、レンズのマウント面は金属で作られていますが、激安接写リングはプラスチック製となっているので、重いレンズを使うと簡単に変形します。

また、接続面の精度も悪く、脱着しにくいものもあります。

しかし、それさえ我慢できれば、性能としてはレンズの後玉とカメラのイメージセンサーの距離を離すだけのアイテムなので画質的には問題ありません。

今回購入した接写リングはマウントがプラスチック製で加工精度も低く、レンズの脱着に多少力が必要でした。

一方で撮影自体はAFも使えて画質も特に問題はありませんでした。

ただし、接写リングを使った撮影は被写界深度が浅く、AFが迷ってピントが合わないので、結局MFで合わせなければなりませんでした。

マウント強度や精度に問題があるので撮影頻度が多いなら純正品などの購入がおすすめですが、数回程度の撮影なら機能的には激安品でも問題なさそうです。

もちろん、社外品を使う場合は、破損等での故障は自己責任となるので注意が必要です。

18-55mmキットレンズに21mmの接写リングで撮影。かなり被写界深度が浅くピントはMF。激安品でも画質は問題なし。

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クローズアップレンズとの違い

簡単にマクロ撮影を実現するアイテムとしては、凸レンズ状のレンズフィルター、クローズアップレンズというものがあります。

クローズアップレンズでもマクロ撮影できますが、接写リングとはどの様な違いがあるのでしょう。

まず大きな違いとしては、クローズアップレンズは、レンズなので単なる筒の接写リングとは違い光学系に影響を与え、画質が劣化することがあります。

また、クローズアップレンズはフィルター部分に装着するので、レンズの径が異なる場合は複数のクローズアップレンズが必要となることも接写リングと比較したマイナス部分です。

一方で、クローズアップレンズは前玉部分に取り付けるだけなので、ボディとレンズの間に挟む必要のある接写リングよりも装着が簡単で手軽に使えるというメリットがあります。

クローズアップレンズで撮影。接写リングと大きな差は見られない。

リバースアダプター

高倍率マクロ撮影をする場合はレンズを逆に付けるという撮影方法が古くから利用されています。

当然その場合にもアダプターが必要で、リバースアダプターと呼ばれます。

片面はレンズマウントと同じ形になっていて、逆はフィルターネジが切られていてレンズの前玉部分に装着できます。

リバースアダプターは当然、AFやAEは使えなくなり、すべてマニュアルで操作する必要があり、さらに後玉が露出するので撮影難度はあがりますが、標準レンズでも等倍~2倍のマクロ撮影ができます。

リバースアダプターはクローズアップレンズや接写リング同様に低価格でマクロ撮影を実現できますが、撮影難易度は一番高くなります。

接写リングは手頃な金額でマクロ撮影を実現することができます。

本格的なマクロレンズを買う前に、マクロ撮影の練習やお金がかかる前の繋ぎとして試してみても良いでしょう。

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