スマホがデュアルレンズになってきてる理由とは?光学ズームとデジタルズームの仕組みがわかればメリットがみえてくる

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デュアルレンズサムネ

最近のスマホはどんどんとカメラのレンズが増えてデュアルレンズ搭載のものが主流になってきていますが、なぜレンズが増えてきているのでしょうか?

それはより一眼レフカメラやミラーレスカメラのような綺麗に写真が撮れるようにするためなのですが、どういった仕組みになっているのか。

これは一眼レフカメラなどのレンズの仕組みを理解するとものすごく分かりやすく、また今後どのスマホを買うのが自分にとっていいのかも分かってくると思います。

特に光学ズーム」デジタルズームこの差が、一眼レフカメラとスマホカメラのレンズに大きく違います。

この点について詳しく解説していきたいと思います。

光学ズームとは

光学ズームとはレンズを動かすことで、映る範囲(画角)を変更するズーム方式のことで、一眼レフカメラやミラーレスカメラなどの、レンズ交換式のカメラやカメラとレンズが一体式でもレンズが伸びるものがこの光学ズームに当てはまります。

全体の写真

画像劣化の比較小

ズームした写真

光学ズームの最大のメリットは画像が劣化しないこと。

あくまでレンズが焦点距離を変化させることでズームしているので、その範囲内であれば広角にしても望遠にしても、画像の解像度は同じになります。

例えばこのタムロンのレンズですと

タムロン(TAMRON) 28-75mm F/2.8 Di III RXD

こんな感じの名称で販売されていますが、この「28-75mm」と書かれている画角ところが、光学ズーム域を表しています。

またはSONY Cyber-shot RX100M5Aのようなカメラとレンズが一体式のもので「光学ズーム:2.9倍」と書いている時があると思いますが、先ほどのレンズと同じく画角で表すと「24-70mm」「70÷24=2,9166(約2,9倍)」と言うことになります。

カメラのレンズでは35mm換算と言われる画角でズームできる範囲を記載されていることが多く、一方のスマホのカメラは焦点距離で範囲を記載されていることが多いため、カメラに詳しくないといまいち分かりづらいのが難点です。

ちなみに35mm換算も焦点距離も数値が小さければ小さいほど広く(広角)で撮影でき、数値が大きくなるほどアップ(望遠)になります。

35mm換算ドットコム

例えばこちらの「35mm換算ドットコム」でiPhoneXの画角を見ると、35mm換算で28mm相当になります。

iPhoneXって結構、広角のレンズを搭載しているのが分かります。

この辺りについては後ほど詳しく解説しますので、要は「光学ズーム」「画像が劣化しない」と覚えて置いてください。

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デジタルズームとは

iPhooneカメラ

デジタルズームとはレンズを動かさずに撮影するズーム方式で、スマホになどに使われているズーム方式がこちらになります。

デジタルズームの説明

レンズを動かして焦点距離を変えているわけではないので、要はアップにして撮影した写真は画像の一部を拡大しているにすぎません。

デジタルズーム大

全体の写真

デジタルズーム小

拡大した写真

そのため元がどんだけ解像度の高いカメラでも、その画像からの一部をアップにすれば画像は劣化しますよね。

これが「デジタルズーム」と呼ばれるものなのです。

なので仮に解像度が2000万画素のカメラに「デジタルズーム100倍」って書かれていたとしたら、2000万画素で撮影した画像を100倍まで拡大できるよってだけの話で、簡単にな話100倍までアップにした画像は20万画素しかないってことです。

なので「デジタルズーム」とは「アップにすればするほど画像が劣化する」ズームだと覚えておけば分かりやすいかと思います。

デュアルレンズとは複数のレンズで光学ズームを可能にしている

「光学ズーム」と「デジタルズーム」を理解すると、なぜスマホが「デュアルレンズ」を搭載したものが多くなっているかが分かってきますよね。

iPhoneX

本格カメラのレンズ性能により近づけたいけど伸びるレンズは搭載できないため、レンズを複数つけることで「光学ズーム」と同じ効果が得られるようにしているのです。

例えば1000万画素のスマホに35mm換算で20mmと40mm()のレンズ2つのデュアルレンズを搭載していた場合

20mmのレンズで1.99倍までのズームはデジタルズームで補い、2倍になれば40mmのレンズで対応するため画像の劣化を防げます。

20mmの1倍と40mmの2倍はレンズが変わるので、同じ1000万画素の解像度が保たれていると言うわけです。

そのため20mmのレンズしかなければ「デジタルズーム」で60mmの3倍にした時には画像がかなり荒くなるのを、「デュアルレンズ」なら40mmにレンズが変わって「デジタルズーム」になるので、1.5倍にしかならず画像の劣化がかなり抑えられるメリットがあります。

「デュアルレンズ」とは「光学ズームとデジタルズームの複合ができる」レンズなんですね。

確かに今のスマホの薄さを維持しながら、カメラの性能も上げようと思ったら、この方法をとったのも頷けます。

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iPhoneXの場合 広角レンズと望遠レンズの2種類のレンズの組み合わせ

ちなみに私がiPhoneXを使用しているので「iPhoneX」のデュアルレンズがどういった2つのレンズの組み合わせになっているかと言うと

焦点距離4mm(35mm換算で28mm)+焦点距離6.6mm(35mm換算で57mm)

広角レンズと望遠レンズ2つの組み合わせになっています。

他のスマホによっては違う組み合わせもあるようですが、「デュアルレンズ」の仕組みが分かっていれば、レンズがどんな組み合わせになっているかでどんな撮影に向いているか分かります。

ポートレートモードの仕組み

ポートレトモード

ポートレートモード撮影

通常

通常の撮影

ポートレートモードは被写界深度エフェクト」と呼ばれる被写体以外に「ボケ」の効果を生み出す機能。

ポートレート

よく一眼レフカメラなどで見る、あの被写体だけがシャープに写って背景がふわっとした印象的な写真を撮れるモードなのです。

カメラで「ボケ」発生させる方法はいくつかありますが、簡単にボケを作るには「望遠からアップで被写体のみにピントを合わせる」方法があります。

ただiPhoneXの場合、望遠でアップで撮影すると画像が劣化してしまいます。

それを「デュアルレンズ」の2つのレンズを使って撮影することで、「広角レンズのシャープさ」と「望遠レンズのボケみ」を組み合わせることで、一眼レフカメラのような綺麗な「ボケ」を発生させています。

要は2つのレンズの良いところをとって合成した写真が「ポートレートモード」ってことですね。

メインレンズと特殊レンズの組み合わせのパターンも

「デュアルレンズ」の中にはファーウェイジャパン P10 Plus」のような「メインレンズ」+「モノクロ用レンズ」の「メインレンズ」+「補助用のサブレンズ」の1つのレンズが特殊撮影に特化した機種もあります。

こういったものは「光学ズーム」対応とは違う観点からのアプローチのため、「デュアルレンズ」の中でも特殊かなといった感じはします。

どこもかしこも同じやり口で「デュアルレンズ」をつけていれば似たり寄ったりになるので、差別化を図りたいメーカーからしたら、そう言う風にアプローチもするよね。とは思いますが。

まぁそれであれば余計に「光学ズーム」「デジタルズーム」のことを理解しておかないと、「デュアルレンズ」だから写真が綺麗に撮れるよねって過大解釈して、希望と違うスマホを買う危険性は減ります。

逆にそれが分かった上で、解像度は十分だし望遠も使わないから「特殊なレンズ機能が欲しい」って方にはうってつけのものもあると思います。

ここまでわかれば、もしスマホを買い換える時にカメラを重視するなら、自分に合ったものを見つけられるはずですので覚えておいて損はないですよ!

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