写真撮影を仕事にするときの稼ぎやすい・稼ぎにくいジャンル

スポンサーリンク

写真と一概に言っても様々なジャンルがあります。
どれも撮影することは同じでも、求められるスキルはかなり違いがあります。

また求められる客層も大きく異なるので
写真を仕事にしたい場合、スキル的にも商売的にも稼ぎやすいジャンルと稼ぎにくいジャンルが存在します。

ではどのようなジャンルで稼ぐやすくてどんなジャンルでは稼ぎにくいのか、スキル面と商売面の両方からお話したいと思います。

稼ぎやすい・稼ぎにくいの定義

何を持って稼ぎやすい・稼ぎにくいかの判断は、金額面だけではありません。

金額が高い案件でも労力やコストがかかるもの、スキル的に難易度が高く時間がかかるかどうか、単発の案件なのか今後継続があるものかどうか。
ざっくりと考えると、このあたりに大きく左右されます。

労力やコスト面

移動時間とその費用

車移動

まず考えられるのが移動時間とそれにかかる費用。
このあたりは依頼をしてくださった方との事前の交渉になりますが、結構人それぞれだったりします。

撮影金額とは別に移動費と駐車料金までお支払いいただけるケースもあれば、撮影金額に移動等も全て含まれていると考えられているケースもあります。

実際に合った話ですと、イベント会社の方から大手の会社が開かれる親睦会での撮影依頼。
親睦会の予算はイベント会社と事前に決められていて、あとで撮影もお願いしたいとの追加依頼があったけど予算はそのままで、と言った内容。

そのためイベント会社も捻出できる費用が少ないため、かなり安い金額での依頼でした。
しかもそれが移動費も込みで結構遠い場所だったので、丁重にお断りさせていただきました。
食事などは振る舞うとのことでしたが、あくまで仕事で食事を食べるために行くわけではないので。

親睦会のため他の会社さんも多く来場されるので「自分を売り込むため」にあえて受けるって考え方もあるのですが、安請け合いするカメラマンって印象を与えてしまうと、自分を売り込むつもりが安くて辛い仕事ばかり抱える羽目になる可能性があるので良くないです。

こう言った撮影の時でなく、写真を納品するまでの全体を1つの商品と考えてもらえる依頼主かどうかで稼ぎやすさは大きく変わります。

撮影する場所・撮影小物の有無

ネットのサービスの中には商品のみを依頼主が発送して撮影をする仕事などもあります。

参考 Meets More(ミツモア) 参考 スキルマーケット coconala(ココナラ)

こう言ったサービスを利用すれば自宅などの限られたスペースでも仕事を受けられるので大変便利です。
ただ依頼内容によっては商品をより良く見せるための小物などを自前で用意しなくてはならないパターンや、必要最低限でもライティング機材と背景紙などは揃えておかないと要望通りの写真を仕上げるのが難しくなります。

スタジオ

また金額の高い案件は「スタジオ持ち込み」が割と多いのですが、こちらが色んなシーンに対応できるだけの小物や背景紙に場所を持っていないといけないので敷居は高いです。
ただそう言った場所が都会以外ほとんどないので、設備を用意することができれば最初のコスト以外は大きなアドバンテージになるので一気に稼ぎやすくはなります。

出向いて撮影する分には、このあたりのコストはほぼないか抑えられるので、出向いて撮影するスタイル・来てもらって撮影するスタイルどちらにもメリット・デメリットがあるわけです。

MEMO

・写真撮影と言っても様々な労力と費用が発生する

・出張スタイルは移動の時間と費用はかかるが、場所や小物のコストは抑えられる(近場で出向いて撮影できるなら一番良い)

・来てもらうスタイルは場所と色んなシーンに対応できる小物が必要だが、ニーズに対して出来るところが少ないので独占しやすい

・探し方によってはネットからの案件を自宅で低コストで出来るパターンもあり

スポンサーリンク

スキル面

レタッチ

スキル面と言っても撮影のスキルだけではありません。
撮影後の写真編集・加工スキルによって受けられる仕事の幅と金額も変わってきますし、風景でも山などだとそこに行くまでの体力面や山に対する知識などのスキルが必要になってきます。

私の場合は写真編集・加工の方が得意なので、これによりある程度の場面に対応出来ることが売りですが、山の風景などはまず無理です。

あとポートレート撮影もブツ撮りなどとは違うスキルが必要です。
同じ設定・同じ構図で連写したとしても、撮る人によって押さえることの出来る顔は異なるでしょうし、何より撮る側の「人柄」でモデルさんの表情に大きな差が生まれます。

シャッターを切るタイミングのセンスと「人間力」がいるので、単なる撮影が上手いだけでは仕事にしにくいジャンルでもあります。

MEMO

・自分が持っている撮影以外のスキルで稼ゲルジャンルの幅と金額は変わる

・写真編集・加工スキルがあると仕事の幅が広がる

・体力面や他の知識が必要なパターンもある

・ポートレートはシャッターセンスと人間力の方が必要

案件が単発かリピートか

高い金額でリピートをもらえるのが一番良いでしょうが、なかなかそうはいきません。
一回の依頼で大量の撮影があれば高い金額を見込めますが単発の可能性は高いです。その一回の撮影で全てを済ましてしまおうってことが多いからです。

逆に定期的に写真を変えなければならない業種と撮影の仕事が出来ると、その都度依頼をいただけるので安定するのと同時に仕事自体も慣れてきてし易くなります。

こう言ったお客さんを獲得できるのが一番稼ぎやすいジャンルになります。

MEMO

リピーターされやすいジャンルが、安定と収入で稼ぎ易くなっていく

スポンサーリンク

写真撮影で稼ぎやすいジャンル

前置きが長くなりましたが、稼ぎやすさの定義を元に考えると「あまり自分が動かず、何か撮影以外のスキルを駆使できて、リピートして貰いやすいジャンル」になります。

飲食系

飲食店

特に該当しやすいのが飲食店
自分がどの地域に住んでいても、飲食店が全くないってことはないと思います。

また飲食店は季節や月ごとに新商品が発生しやすいのでリピートされやすく、ポスターやチラシなどの広告媒体に使用されやすいので、写真の編集・加工スキルやデザインの知識を持っていると応用と信頼性が高まります。

あとは飲食店は店長がオーナーさんだったりすることも多いので、営業がしやすいこともプラス要因です。

個人的には一番稼ぎやすいジャンルだと考えています。

洋服・雑貨系

洋服店

こちらも飲食店に続いて、どの地域でも割とあるので動かずに済みます。

ただこちらのジャンルはこだわりを持たれているお店が多いので、お店の方がある程度のスキルを持ち合わせていたり、要望の難易度が高い可能性はあります。
あとは小物なども必要なケースがあるので、コスト面も多少上がるかもしれません。

美容系

美容室

美容室やエステ系だと写真のキレイさも重要になってくるので、比較的リピートされやすいと思います。
ただ撮影スキルと写真の編集・加工スキルのレベルが高くないと厳しいです。

あとリピート頻度的には飲食系や洋服・雑貨系に比べると低くなります。

同窓会系

同窓会

こちらは依頼を受ける間口をどう作るかの難しさはあるものの(イベント・同窓会を企画する会社と連携orSNSや口コミ)、キレイに撮影することよりも多くの人と表情を収めていること方が重要なので、多少撮影スキルが低くても案外仕事にできます。

このジャンルだけで稼がれている方もいますので、やり方次第ではかなり稼ぎやすいジャンルです。

ただ意外と心身ともに疲れるので、体と精神の両方の体力がないとしんどいです。
同窓会は久々にあった貴重な時間の共有なので、そこら中で収めたいシーンが多発し瞬間的に選択しないといけないことが多いです。
また会場がホテルなどの天井の高い場所だとストロボのバウンスが届かなかったり、照明の暗転などもあるので設定の調整になれる必要はあります。

写真の編集・加工スキルがあれば、ある程度カメラの設定はフラットのまま撮影し、あとで色味を調整する方法もありますが、そのぶん編集が大変です。私はこのスタンスで仕事をして、あとが手間でした。

やはりその時に設定を調整しながら撮影する方が、トータルの効率的には良いです。

スポンサーリンク

写真撮影で稼ぎにくいジャンル

では稼ぎにくいジャンルですが、これは他の人が持ち合わせていないスキルが多いものです。
稼ぎやすいジャンルの逆と言いたいところですが、むしろそう言ったスキルを持っているなら出来る人が少ない分、その方自体は稼ぎやすい可能性があるので、あくまで趣味などからカメラの技術を覚えて仕事にする場合になります。

風景系

山

普通の風景を写真撮影してくれと頼まれることは稀だと思うので、どれだけ風景の写真が上手くても稼ぎにくいです。
山などの特殊な場所なら無くもないかもしれませんが、カメラ以外の体力や山の知識など違うスキルがかなり必要になってくるので、限られた人だけが稼げる世界です。

スナップ系

スナップ

スナップ系の写真が必要な企業や人ってかなり限られているので、こちらも稼ぎにくいジャンルでしょう。
スナップ写真自体が、自分の写真の表現とアーティストよりなので自分が有名でもない限り仕事に繋げること自体が難しいと思われます。

ポートレート系

ポートレート

ポートレート撮影の中でも色々とジャンルがあって仕事自体は結構あると思いますが、そこに結びつけるまでが難しいジャンルです。
仕事となると広告媒体と連携してることがほとんどなので、やはりここはスタジオなどを持っているプロカメラマンの領域だと思います。
家族写真や記念撮影であれば一般の方からの受け方もありますが、大事なシーンだからこそ良い表情をださせる人柄とそこそこ名前が知られていないときついです。

アーティスト系

先にあげた稼ぎにくいジャンルもそうですが、結局のところアーティストチックなものになればなるほど稼ぎにくいジャンルになります。

写真を仕事にする考え方写真を仕事にする考え方。撮影が上手い人は山ほどいるのに稼げない理由

こちらの記事でも触れていますが、基本的に稼ぎやすい写真撮影とは「求められる写真の量と難易度の低さ」に依存します。
そのためアーティスト的な自己表現の写真は「求められにくく難易度は高い」ため仕事にはし難いです。

SNSでは多くの素晴らしい写真に溢れて評価はされていますが、あくまで無料で見れていることが前提だからです。
もしその写真が本当に必要であれば「買い取るから他では使わないで欲しい」の依頼があるわけですから。
実際ものすごく素晴らしい写真を撮られている方は、そう言った商売方法もあるようですが難易度が高すぎます。

まとめ

  • 稼ぎやすいジャンルとは「お金を払ってでも求められる写真の量の多さと難易度の低さ」
  • 稼ぎ難いジャンルとは「求められにくく難易度の高いアーティストよりの写真」

音楽や絵に比べて、アーティスト的な表現がしやすいのが写真だと思います。
そのためSNSには上手い写真は山ほどあるし、実際に素晴らしいなと思う写真もよく見かけます。

でもそれは皆んなアーティストのように扱って欲しいっていう自己顕示欲的な側面があり「誰に対してどうよく出来るか」という相手にとって得になるような写真ではありません。なので評価はされど仕事やお金には繋がり難いのです。

逆に商売ベースで「いかに相手にとって写真が必要か」が伝わりやすいジャンルは、必要に迫られているので仕事にしやすく、求められてリピートされるから稼ぎやすいジャンルとなるわけです。

ここにあげた稼ぎやすい・稼ぎにくいジャンル以外にも、あなたが持ち合わせているスキルや知識を併用すると、稼ぎやすいジャンルはまだまだあるはずです。

アーティストになりたがっている人ばかりだからこそ意外とニーズは多くあるのです。