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料理撮影をしよう!美味しく見える撮影方法でイメージカットとプロダクトカットを撮ろう

料理撮影サムネ

料理の写真って見え方一つでとっても美味しそうにも、そうでないようにも見えますよね。

どこでその差が生まれるかは、やはりです。

光りのあたり具合で、いかに魅力的に見えるか変わってくるのです。

料理写真はイメージカットとプロダクトカット

料理写真は用途によって2つ種類があります。

それが「イメージカット」「プロダクトカット」です。

イメージカット

イメージカット

サンドイッチ

ポスターや看板などに使うことが多く、全体像よりも料理の特徴やシーンを想像させる「料理の魅力を伝える写真」がイメージカットです。

プロダクトカット

パスタ

逆にプロダクトカットは、料理の内容をしっかりと伝える写真のことです。

ボリュームやトッピングはどのくらいあるかなど全体像が伝えることが大切で、メニューに使用されることが多いです。

イメージカットはカメラマンよりもお客さんの状況によりけり

ハンバーグ

イメージカットと聞くと料理をしているところを想像するかもしれませんが、ここまでの臨場感のある写真を撮ろうと思うとカメラマンの資質と言うより、お客さんがどこまで手配してくれるかによってきます。

ネットではこういった撮影が良いとは言われますが、それはお金と時間に余裕のある会社だけで、依頼側がそこまでのものを求めていなかったり時間を割くことができなかったりすることの方が多いです。

こういったイメージもあるからか手間とお金がかかると思ってしまい、中小企業や個人経営のお店が撮影を依頼しにくい側面もあると思います。

パスタ2

メニュー用のカット

チーズ削り

HPページトップ用のカット

ですから中小企業や個人経営のお店での撮影の場合、調理済みの料理でイメージカットもプロダクトカットも両方撮影することになります。

出来る範囲の中で両方のカットが撮れるようにするのが料理撮影では大切です。

料理写真の基本ライティングは「逆光」と「半逆光」

では料理撮影のライティングですが、ストロボの位置は基本的に「逆光」か「半逆光」にして撮影します。

逆光

逆光

半逆光

半逆光

ケーキ2

理由として料理に陰影ができるので臨場感がでることと、後ろからの光が料理の輪郭に当たることでツヤがでて料理が際立つからです。

逆に正面からストロボで撮影する「順光」だと全体に光があたりのっぺりとした陰影があまりない写真になってしまいます。

なのでまずはこの「逆光」または「半逆光」で料理写真は撮影するってことだけ覚えておくだけでも、料理写真が格段によくなります。

この方法はスマホで料理を撮影する際にも応用できるので、何か光源さえ持っていれば(誰かいればその人のスマホのライトでも)後ろから光を当てて撮影するだけでもいい感じの写真を撮ることも可能です。

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料理写真の撮影方法

天井からの光さえあれば、料理撮影は大体ストロボ1灯で撮影できてしまいます。

オフカメラストロボ撮影サムネ オフカメラストロボ機材の設置方法!ライティングを自由自在に

天井からの光が無い、または暖色などのライトで色味が変わってしまうようであればオフカメラストロボ機材の設置方法!ライティングを自由自在にで説明したように、もう1つストロボを用意して天井バウンスかブームアームを使って上からの光を足してあげます。

またストロボにはソフトボックスかアンブレラにディフューザーをつけて、光を柔らかくするようにしておきましょう。

料理撮影

「逆光」「半逆光」どちらでも良いのですが、今回は実際に「半逆光」で撮影したもので解説していきたいと思います。

背景のボケた料理写真の設定・撮影方法

ケーキ

【 F4.5 ISO100 シャッタースピード 100 WB オート ストロボ:照射角 24mm 発光量 1/16】

まずは一眼カメラの醍醐味でもあるボケを活かした料理写真の方法から。

ホワイトバランスやシャッター速度なども考慮していくと、どんどん難しくなっていくのでこのあたりはホワイトバランスがオート、ISO感度を100で、F値・シャッタースピード・ストロボ光量に的を絞って簡単に設定できる方法をお伝えします。

まずは「ボケ味」をだすのに重要な「F値」から。

F値は開放にすればするほどボケが得られますので、こういった写真を撮りたい場合はF値を開放気味にします。

この時に使用したレンズはF2.8まで開放できるレンズですが、F4.5でもここまでボケます。

むしろボケすぎてパンの後ろ側もボケてしまったので、本当はもう少し下げても良かったかもしれません。

 

発光量は1/16、まだ明るいようなら発光量を1/32でもいいかもしれません。

よくストロボって露出がなんたらとか計算がどうとか言われますが、撮影したものが望むものになればどうだっていいと思います。

その望む写真に覚えておけばいち早く設定を計算できるってだけでなので、細かいことは気にしなくていいと思います。

 

ボケを活かした料理写真が撮りたければ「F値」を開放にして、あとのISO感度やシャッタースピードは100に固定にして「ストロボ」の発光量で明るさを調整すればOK!

もし明るさがストロボ発光量の例えば1/16と1/32の間くらいがいいのにってなれば、その時シャッタースピードを変更して(遅くすれば明るく、早くすれば暗い)調整してあげればいいです。

ISO感度で明るさを調整しないのは、ISO感度を上げれば上げるほど画像にノイズが含まれてきますので極力使わない方がより綺麗な写真になります。

レフ板で料理の前面にも光を回す

lighting-diagram-1563289294

この撮影をした時にレフ板なしの撮影をするのを忘れていて比較画像ができないのが申し訳ないですが、実際には手前にレフ板もおいて撮影しています。

ケーキ

もう一度見てもらうと分かると思うのですが、パンの手前側がそこまで暗くないですよね。

これは後ろからの光を反射させて手前のパンの側面にも光が当たるようにしているからです。

場合によっては無い方が雰囲気がでるものもあるので一概にレフ板で光を前にも回す必要があるかどうかは料理にもよりますが、今回のような側面がはっきり見えて暗いと美味しくなさそうに見える場合は使った方がいいです。

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俯瞰(真上)でカッチリとシャープな料理写真の設定・撮影方法

パン俯瞰2

【 F16 ISO500 シャッタースピード 100 WB オート ストロボ:照射角 24mm 発光量 1/4】

次はボケ味を活かした写真とは反対のシャープなカッチリとした料理写真の設定と撮影方法です。

特に俯瞰(真上)から全体を撮影したい場合は、写真の四隅までカッチリとシャープな方がキレイです。

それではシャープに撮影する方法ですが、こちらは「F値」を絞ることでシャープにしていくことができます。

 

上の写真ではF値を16に設定しています。

これ以上に絞ってもいいのですが、この写真では目の粗いランチョンを敷いていたので、これ以上細部がハッキリしてもあまり意味はないのでこれくらいにしています。

背景が白とか黒のみでもっとハッキリと料理の輪郭を出したいときはもっと絞ってもいいかもしれません。

 

そしてこちらではISO感度を500にしています。

俯瞰でなければ三脚に固定してシャッタースピードを下げることで明るさを確保しますが、俯瞰の場合は固定する機材を持っていなければ手持ちで撮影するしかないので、シャッタースピードは100で頑張って、その分ISO感度を上げることで明るさを確保しています。

ストロボの発光量は1/4なので、1/2とかでさらに発光量をあげてその分シャッタースピードを上げてブレを軽減させたり、ISO感度を極力上げない方法もあります。

なので手持ちでの俯瞰撮影に自身がなければシャタースピードを上げて、その分ストロボの発光量上げて、あとはISO感度の調整で明るさを決めていけば撮影できます。

lighting-diagram-1563289294

基本的なライティングの配置は「ボケを活かした料理撮影」と一緒です。

パン俯瞰

【 F8 ISO160 シャッタースピード 100 WB オート ストロボ:照射角 24mm 発光量 1/8】

また四隅まで料理を配置していなくて、料理さえカッチリすればいいって時ならばもう少しF値を開放にしてもいけると思います。

正直ボケを活かした写真よりもシャープな料理写真の方が難しいです。

F値を絞れば絞るほど、ストロボの発光量とシャッタースピードとISO感度を調整していかないといけないためです。

なのでF10〜12で十分ならば、そこからストロボの発光量・シャッタースピード・ISO感度のどれかを固定にしてしまい、残りで調整していった方がカンタンです。

なるべく調整するものを減らしていくのが簡単に撮影するコツです。

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ホワイトバランスは基本的にオートでOK

パン横

全体的に同じ色味の光が回っていればホワイトバランスは基本的にオートでOKです。

注意点として天井からの光が暖色など色味が違い、尚且つ天井バウンスやブームアームで光を追加できないときには設定を変更した方が良い場合もあります。

ただホワイトバランスの設定変更だけではうまく色味が合わないときもありますので、天井の光が白色系で無いときはストロボをもう一つ用意しておく方が無難です。