企業デザイナーに属する私ですが、その仕事の規模とともに知り合いのフリーランスのカメラマン・デザイナーのことも交えて、どのくらいのPC環境・スペックで仕事ができるのかご紹介していきたいと思います。
SNS特にインスタグラムの広がりとともに多くのフォトグラファーがいたり、いつの間にか企業内でちょっとしたデザイナー代わりに仕事をされている方もいたりすると思いますが、案外ほかの方がどれくらいのPC環境・スペックで仕事をされているか知らないんじゃないかなと思ったからです。
YOUTUBERのおかげで最新のMacの性能などはすぐにわかりますが、実際あんなにお金をかけた環境で仕事をされている方って少ないと思います。
YOUTUBERはその内容からレビューの部分と動画編集のために超ハイスペックを手に入れますが、そんなわけには普通の人は行けないですよね。
もしこれから写真編集のためにPC環境を整えていこうとか、デザイナーってどれくらいの仕事までどのスペックのPCでやっていけるのか知りたい方に伝われば幸いです!
私のデザイナーとしての仕事内容
私は飲食店を中心とした中小企業内のデザイナーとして仕事をしていますが、飲食店舗としてそれぞれ違うジャンルも含めて10店舗ほどのデザインやあれやこれやは任されています。
主には
・ポスター・メニューの販促物の作成
・その他の販促物の作成(巨大看板・のぼり・イベント用)
・上記に伴う料理の撮影のスケジューリングと撮影アシスタント
・情報発信のマネージメントと撮影
・HP管理
・取材対応
多いっす。
ほとんど何でも屋状態ですが、自分一人でやってるわけではなく、ほかのスタッフに任せたり案件の重さによってはディレクター的に取りまとめと進行だけやって外部に委託することもあります。
なんでもやらされた(無茶ぶりされた)から、調べれば今までにやったことのないものでも大半はなんとか出来るかなとは思います。(したいかどうかはまた別の話。)
職場のPC環境・スペック
パソコンは
iMac Retina 5K 27-inch Late2015
速度を測ってみましたがこんな感じ。
うーん結構遅い。
正直スペックは低いです。
でもそんなに作業をしていて困ることはありません。
IllustratorとPhotoshopでの作るものがほとんどですが、完成したデータはHDDとDropboxのクラウドで保存しているので、パソコン自体にはデータを残して置かないためデータの負荷の影響はあまりありません。
A1ポスターを作成するときで写真がPhotoshopで補正と加工をして60〜100MBくらい、そこからIllustratorでデザインして120MBくらいになったものを印刷にだしています。
この程度では全然問題ありません。
おそらくLightroomを開いて何十枚って補正していくのあれば、結構イライラして来るのかもしれませんが、そもそも撮影がこういう構図ってある程度決めてから撮影しているので、その中からセレクトして作業に入っているので、そんなに1回にする数は限られています。
YOUTUBE以外ではデザイナーを目にしやすいのがテレビの世界だったり雑誌だったりするんでしょうが、正直そんな所に出てくる方ってトップクラスな方なわけです。
これぐらいのスペックで仕事をされている方って企業デザイナー(一流企業じゃないよ)では多いんじゃないかなって気がします。
フリーランスのPC環境・スペック
私が勤めている会社のほかのメンバーも同じくらいのスペックのパソコンで仕事しているわけですが、次にフリーランスの方のPC環境・スペックを紹介していきます。
まず私が知っているフリーランスの方は、ホテルなどの季刊誌や広告媒体を作っている方、飲食店を中心にコンサル的なことと併用して店内デザイン・POPや販促物を作成されている方、セレクトショップのフライヤーや店内デザインをされている方がいます。
おそらく撮影自体も自身でされている場合もあるようで、カメラマンとデザイナーを兼用されていたりします。
ただこの方々のほとんどがこちらを使用されていました。
Mac Book Pro
詳しくは聞いていないですが、側面が2016から採用されているUSB Type cではない、以前の形状のものを使われえていたので、おそらく2015までのMac Book Proのはずです。
さすがにCore i7以上のメモリは上限まであげたものだと思いますが、割とそんな感じです。
事務所にお邪魔した時も別でデスクトップを置いてるわけでもなかったので、普通にMac Book Pro一本でこなされています。
もしかしたらモニターには繋いで、さらに大きな画面での作業はあり得ますが、PCのスペック自体はそれくらいで出来てしまっています。
Macの現行品はオーバースペック
てなわけで現行品のMac(Air、Mac Bookは除く)は普通の方や、趣味からちょっとした案件を受ける程度の方にとってはかなりのオーバースペックです。
それでも良くMacの情報を聞くのは動画編集をされる方が増えたことによるものです。
確かに私の職場のPCでたまに動画を作ることもありますが、その時はうんざりします。
ですが動画作成なんて滅多にしないですし、普通の動画を繋ぐくらいならそこまで気にしなくてもいいです。
動画を凝った作りにしようとした時から、一気にスペックが必要になるだけで、そこを目指している方以外にはやっぱり過度のスペックなわけです。
職場より快適かつ安上がりな私のPC環境・スペック
そんな職場でのPC環境やフリーランスの方のやり方を見て、普段の私個人が使うPCはIllustratorやPhotoshopを使っても不自由なく、かつあまりお金をかけないで揃えられています。
MacBook Pro Retina, 15-inch Mid 2015 Core i7
iiyama モニター ディスプレイ
実は少し前に随分使い倒したiMacから買い換えたのですが、Mac Book Proは中古で購入して12万円くらいで購入。
モニターディスプレイは以前から使っていたものでしが、ピボット機能がついているので、縦にも横にも画面を動かせて便利です。
モニターの値段は2万円ほどで、このモニターと接続して2画面にしています。
また以前の記事でも紹介したようにデータ自体はSSDに取り込んでいるのでPC本体には外レージを貯めないようにしています。
ではこのPC環境・スペックで気になる速度は
このような結果。
もう会社より全然快適です。
これでトータル金額15万円ほどで揃えられるのだから、今のMacがどれだけオーバースペックで高いかが分かります。
いいんですよ!これくらいで。
てなわけで、もしカメラマン・デザイナー的な仕事をしたいと思った時、その内容が私のしている以上の内容でなければこれくらいで全然やっていけるってことです!