料理写真が黄色い・青いときは、ホワイトバランスを動かす前に、窓光と室内灯が混ざっていないか確認します。画面の左右で色が違う場合、全体の色温度だけでは両方を自然にそろえにくくなります。主な光を一つに整理してから、白や灰色の基準で調整するのが出発点です。
料理の温かさを表す少し暖かい色と、皿まで不自然に黄色くなる色かぶりは分けて考えましょう。おいしそうに見せるためでも、食材の色を実物と大きく変えてよいとは限りません。
アイキャッチは内容を説明するためのAI生成イメージです。実際の撮影結果やソフトの操作画面ではありません。
写真全体の色と部分的な色かぶりを見分ける
白い皿や無彩色のテーブルなどを手がかりにします。全体が一様に黄色いなら、ホワイトバランスが光に合っていない可能性があります。窓側だけ青く、反対側が黄色いなら、色の違う照明が同時に当たっている可能性を考えます。
白い器でも、もともとクリーム色の器は色の基準に向きません。食材や木のテーブルをクリックして基準にすると、写真全体が逆の色へ寄ることがあります。
まず主光源を一つに決める
窓光で撮るなら、店内灯を消せる範囲で消し、窓の近くへ料理を移します。室内灯を消せない店では、料理に当たる主光源を自分の照明へ寄せられるか、撮影場所を変えられるかを相談します。営業の妨げになる変更は勝手に行わず、撮影前に確認しましょう。
照明を一つに整理すると、同じ設定を複数の皿へ適用しやすくなります。完全に一種類へできなくても、窓側と室内側で極端な色差が出ない位置を探すだけで改善する場合があります。
色温度と色かぶりを別々に調整する
RAW現像では色温度で青・黄の方向、色かぶり補正で緑・マゼンタの方向を調整します。黄色を減らしたのに皿が緑に見えるなら、色温度だけを動かし続けず、もう一方の軸も確認します。
数値は光源によって変わります。すべての料理を同じケルビン値へ合わせることが目的ではありません。基準が自然に見えるところから、料理の意図に合わせて控えめに仕上げます。
グレーカードを料理と同じ光に置く
基準となるグレーカードを使うなら、カメラの近くではなく、料理に当たる光が分かる場所へ置いて一枚撮ります。基準カットを撮ったあとカードを外し、料理を撮影します。光が変わったら基準も撮り直してください。
光沢で白く反射した部分や、深い影を基準に選ぶと調整がずれます。カード面が均一に見える位置を使い、補正後は白い皿と食材を両方確認します。
同じ撮影の写真を一枚ずつ変えすぎない
同じ場所・同じ光の写真は、基準となる一枚を作ってから設定を共有し、個別の明るさを整えます。自動ホワイトバランスのまま皿ごとに色が変わる場合は、撮影時の設定をそろえることも検討します。
スマホで見ると色が違う場合は、画面の夜間表示や自動調整も確認します。編集のたびに別の照明・別の画面で判断すると、仕上がりが安定しにくくなります。
よくある質問
JPEGでも色は直せますか?
調整できますが、大きく補正すると色や階調が不自然になりやすくなります。撮影時に光を整えることが先です。
暖かい色の方がおいしそうでは?
料理や店の意図によります。白い器まで黄色くするのではなく、自然な基準を作ってから暖かさを加えると調整しやすくなります。
次の撮影で試すこと
まず室内灯あり・なしで一枚ずつ撮り、白い皿の左右の色を比べてみてください。ホワイトバランスの数値より、光の混ざり方が原因かどうかを先に確かめましょう。




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