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料理写真のライティングはストロボ1灯でもおしゃれで雰囲気のある写真に!設定のコツさえ掴めば簡単に撮影できる

フードフォト

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フードフォト

料理の写真って見え方一つでとっても美味しそうにも、そうでないようにも見えますよね。

 

飲食店のHPやメニューを見てもプロが撮ったんだろうなって写真はシズル感があって実際の料理がくる前からワクワクしてきます。

 

そんな料理写真を撮影したいと思って、いざ撮影してみても雰囲気のある美味しそうな写真が撮れなくて難しいなと感じたことはありませんか?

 

料理写真を魅力的に撮影するには「光」が大事です。

その光をうまく駆使すれば飛躍的に魅力的な写真が撮れるようになるのでご紹介したいと思います。

料理写真はライティングが重要

光を取り入れるには「ライティング」が特に重要になってきます。

ライティングで上手く料理に光を当てることで料理が明るくなって「美味しそう」な写真になります。

 

そしてライティングによる光が料理に当たるからこそ陰影ができて、より料理が引き立ってきます。

 

なので全体に明るい写真だけでなく、暗いトーンで撮影したい場合でも料理にはライティングを当てないと本当に単なる暗いだけの写真になってしまうので、どちらの場合でもライティングは必須です。

料理写真のライティング必要なストロボはどんなものがいいの?

では「ライティングに必要なもの機材って何がいるの?」ってお話ですが、「ストロボ」さえあれば大体は何とかなります。

 

求める写真のクオリティーが上がってくればもっとさらに必要なライティング機材は増えてきますが、そんなに光量があってもやり過ぎると不自然になってきますので、まずは「ストロボ」だけで十分だと思います。

 

ではその「ストロボ」でもどんなものがいいのかって事ですが、プロクラスまでのものを求めるのではなければ光量がでるものであればそこまで問題ないかなと思います。

 

ただ料理の写真を撮影する際にはカメラにつけて撮影する「クリップオンストロボ撮影」ではなく、ストロボをカメラとは別の位置に置いて撮影する「オフカメラストロボ撮影」になるので「ラジオスレーブ」などのライティングの遠隔操作ができることが必要ですが、ここで書くと本題から逸れて長くなってしまうので、また別の記事でまとめてご紹介します。

料理写真の基本ライティングは「逆光」と「半逆光」

ストロボのライティング位置ですが、基本的な料理写真の撮影は「逆光」かまたは「半逆光」

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【逆光】

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【半逆光】

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理由として料理に陰影ができるので臨場感がでることと、後ろから光が料理の輪郭に当たることでツヤがでて料理が際立つからです。

 

逆に正面からストロボで撮影する「順光」だと全体に光があたりのっぺりとした陰影があまりない写真になってしまいます。

 

なのでまずはこの「逆光」または「半逆光」で料理写真は撮影するってことだけ覚えておくだけでも、料理写真が格段によくなります。

 

この方法はスマホで料理を撮影する際にも応用できるので、何か光源さえ持っていれば(誰かいればその人のスマホのライトでも)後ろから光を当てて撮影するだけでもいい感じの写真を撮ることも可能です。

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光を和らげるディフューザー

あともう一つ光を工夫するものとして必要な存在が「ディフューザー」です。

 

「ストロボ」でも光量は調整できますが、ガチガチの光よりふんわりとした光が全体に当たる方自然な感じになるのでおすすめです。

トレーシングペーパー

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まずおすすめしたいのは「トレーシングペーパー」

お値段もお手頃でふんわりした光を出したいのにお手頃です。

 

くしゃくしゃにすることで光を変化させることも出来ますし、「ストロボ」の光量調整では出来ない微妙な光の強さも「トレーシングペーパー」を重ねて使えば調整出来ます。

テーブルクロス

テーブルクロス

意外と「ディフューザー」として使いやすいのが「テーブルクロス」

テーブルクロスでなくてもいいのですが、白地の布は結構使いやすいです。

 

「トレーシングペーパー」は光を調整するには一番使いやすいですし、畳もうと思えば必要な分だけ切って畳んでおくこともできますがどんどんボロボロになっていきます。

 

その点、布であれば畳んだくらいでは問題ないので気楽に使えるのが利点です。

バック布

あと料理の背景を何も写り込ませたくない場合は「背景」「ディフューザー」の両方の役割を担うことができるのもいいです。

 

私個人的にはニトリで120cm×120cmの白のテーブルクロスが700円ほどで売られていたものをよく使いますが、結構使い勝手がいいです。

ソフトボックス

「ソフトボックス」もいいのですが、広い範囲の料理の撮影には不向きだったり、ディフューザーとしての調整が効きにくいのでブツ撮りのような単品の料理ならいいですが、それ以外のいっぱいの料理や背景を入れての撮影なら「トレーシングペーパー」「テーブルクロス」をおすすめします。

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ストロボ1灯での料理写真の設定と撮影方法

前置きが長くなりましたが、ここから先に紹介した「ストロボ」や「ディフューザー」を使っての料理写真の設定と撮影方法をお伝えします。

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「逆光」「半逆光」どちらでも良いのですが、今回は実際に「半逆光」で撮影したものをお見せしながら解説していきたいと思います。

 

背景のボケた料理写真の設定・撮影方法

ケーキ

 【 F4.5 ISO100 シャッタースピード 100 WB オート ストロボ:照射角 24mm 発光量 1/16】

まずは一眼カメラの醍醐味でもあるボケを活かした料理写真の方法から。

 

ホワイトバランスやシャッター速度なども考慮していくと、どんどん難しくなっていくのでこのあたりはホワイトバランスがオート、ISO感度を100で、F値・シャッタースピード・ストロボ光量に的を絞って簡単に設定できる方法をお伝えします。

 

まずは「ボケ味」をだすのに重要な「F値」から。

F値は開放にすればするほどボケが得られますので、こういった写真を撮りたい場合はF値を開放気味にします。

 

この時に使用したレンズはF2.8まで開放できるレンズですが、F4.5でもここまでボケます。

むしろボケすぎてパンの後ろ側もボケてしまったので、本当はもう少し下げても良かったかもしれません。

この撮影の時に使ったストロボは「GODOX AD200」ですが、全体に明るくなるように照射角は24mmで発光量は1/16。

まだ明るいようなら発光量を1/32でもいいかもしれません。

 

よくストロボって露出がなんたらとか計算がどうとか言われますが、撮影したものが望むものになればどうだっていいと思います。

 

その望む写真に覚えておけばいち早く設定を計算できるってだけでなので、細かいことは気にしない。

 

ボケを活かした料理写真が撮りたければ「F値」を開放にして、あとのISO感度やシャッタースピードは100に固定にして「ストロボ」の発光量で明るさを調整すればOK!

 

もし明るさがストロボ発光量の例えば1/16と1/32の間くらいがいいのにってなれば、その時シャッタースピードを変更して(遅くすれば明るく、早くすれば暗い)調整してあげればいいです。

 

ISO感度で明るさを調整しないのは、ISO感度を上げれば上げるほど画像にノイズが含まれてきますので極力使わない方がより綺麗な写真になります。

レフ板で料理の前面にも光を回す

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この撮影をした時にレフ板なしの撮影をするのを忘れていて比較画像ができないのが申し訳ないですが、実際には手前にレフ板もおいて撮影しています。

ケーキ

もう一度見てもらうと分かると思うのですが、パンの手前側がそこまで暗くないですよね。

これは後ろからの光を反射させて手前のパンの側面にも光が当たるようにしているからです。

 

場合によっては無い方が雰囲気がでるものもあるので一概にレフ板で光を前にも回す必要があるかどうかは料理にもよりますが、今回のような側面がはっきり見えて暗いと美味しくなさそうに見える場合は使った方がいいです。

アマゾンなどでもレフ板は売られていますが、別にそこまで特殊なものじゃなくても光が反射出来さえすれば良いので、100均に売られている白いボードを買ってきても代用できます。

 

もっと言えば、片一方にアルミ箔でもテープでつけておけば回す光の強さも調整できます。

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俯瞰(真上)でカッチリとシャープな料理写真の設定・撮影方法

パン俯瞰2

【 F16 ISO500 シャッタースピード 100 WB オート ストロボ:照射角 24mm 発光量 1/4】

次はボケ味を活かした写真とは反対のシャープなカッチリとした料理写真の設定と撮影方法です。

 

料理写真でシャープな印象の写真にしたい場合って俯瞰(真上)から全体を撮影したい時が多いのでは無いでしょうか?

 

だって料理写真を全体的に映したいのに、四隅がブワッとボケていたら締まりのない写真になってしまいますからね。

 

そんなわけでシャープに撮影する方法ですが、こちらは「F値」を絞ることでシャープにしていくことができます。

 

上の写真ではF値を16に設定しています。

これ以上に絞ってもいいのですが、この写真では目の粗いランチョンを敷いていたので、これ以上細部がハッキリしてもあまり意味はないのでこれくらいにしています。

 

背景が白とか黒のみでもっとハッキリと料理の輪郭を出したいときはもっと絞ってもいいかもしれません。

 

そしてこちらではISO感度を500にしています。

俯瞰でなければ三脚に固定してシャッタースピードを下げることで明るさを確保しますが、俯瞰の場合は固定する機材を持っていなければ手持ちで撮影するしかないので、シャッタースピードは100で頑張って、その分ISO感度を上げることで明るさを確保しています。

 

ストロボの発光量は1/4なので、1/2とかでさらに発光量をあげてその分シャッタースピードを上げてブレを軽減させたり、ISO感度を極力上げない方法もあります。

 

なので手持ちでの俯瞰撮影に自身がなければシャタースピードを上げて、その分ストロボの発光量上げて、あとはISO感度の調整で明るさを決めていけば撮影できると思います。

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基本的なライティングの配置は「ボケを活かした料理撮影」と一緒です。

パン俯瞰

【 F8 ISO160 シャッタースピード 100 WB オート ストロボ:照射角 24mm 発光量 1/8】

また四隅まで料理を配置していなくて、料理さえカッチリすればいいって時ならばもう少しF値を開放にしてもいけると思います。

 

正直ボケを活かした写真よりもシャープな料理写真の方が難しいです。

F値を絞れば絞るほど、ストロボの発光量とシャッタースピードとISO感度を調整していかないといけないためです。

 

なのでF10〜12で十分ならば、そこからストロボの発光量・シャッタースピード・ISO感度のどれかを固定にしてしまい、残りで調整していった方が楽です。

 

なるべく調整するものを減らしていくのが簡単に撮影するコツです。

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ホワイトバランスはレタッチするかで決める

パン横

実は今回紹介した料理写真は少しレタッチしています。

 

じゃあ先ほどまでのホワイトバランスってオートだったけど「違うんじゃないか!」と怒られかねませんが、ハッキリいって真っ暗な部屋でストロボだけを使って撮影する以外の場合、ストロボ以外に部屋の中に入る自然光の光の度合いでもかなり印象が変わってきます。

 

そのため一概に「コレ!」と設定を言ったところで撮影される環境にかなり左右されます。

そのためなるべく安パイを取るなら、やはりオートが無難です。

 

さらに言うと、レタッチをする場合ならあとで調整が余計に手間になる場合もあるくらいです。

 

なのでレタッチが前提にあるならホワイトバランスはオートの方が楽です。

 

「また逆にレタッチする気なんてないし、どうすればいいのよ」って方は、先ほど述べた設定・撮影方法でライティングが決まったあとの最後の仕上げでホワイトバランスを変更していけば、ライティングはそのままに印象の違う写真を撮影することが可能です。

 

奥が深い料理写真の撮影ですが、まずは簡単に撮影する方法としてこの設定を覚えていれば、今までよりも格段に美味しく見える料理写真が撮れます!

 

あとは実践あるのみ!なんとな〜く意味だけでも分かっていれば撮影している時に、どんどん楽しく理解して上達していくはずです。ぜひお試しあれ!