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海の撮影にアクセントを加える長時間露光・フィルターなどを使った撮影テクニックとは?

Sea-photography

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海にいくと、うわっっとテンションが上がるものですが、いざ写真を撮ってみると平凡でありふれた写真になってしまうということはありませんか?

 

今回は、海をちょっとした工夫で個性あふれる写真にするテクニックを紹介します。

海の基本的な撮影方法

まずは海を撮影するときの基本的なポイントをみていきましょう。

 

パンフォーカス撮影

海に限らず、風景写真を撮る場合はパンフォーカスが基本となります。

 

パンフォーカスは画角内の全てにピントを合わせるテクニックです。

 

もちろん、画角全てにガチピンすることは物理的に不可能ですが、いくつかのポイントを抑えることでかなりの広範囲にピントを合わせることができます

 

一眼カメラでは大きなボケ描写を特徴とした撮影が多くなりますが、風景写真では逆にボケを少なくして、雄大な風景を描き出します。

 

ボケを少なくするには絞り値を大きくします

 

絞り値を大きくすれば被写界深度は深くなりピントが合う範囲が広くなります。

 

もちろん、絞りを大きくしすぎるとシャッタースピードを遅くする必要があったり、ISOが大きくなったり露出アンダーになることがあるので、そういった問題が出ないギリギリまで絞り値を大きくします。

 

パンフォーカスに最適な絞り値はレンズの焦点距離と被写体との距離で変わってくるので、現場で撮影しながら絞り値を探る必要があります。

 

F8~F11あたりの絞り値はパンフォーカス撮影でよく使われる絞り値なので、まずはこの設定値から撮影をスタートすると最適値を探しやすくなります。

 

パンフォーカスでピントが合う範囲が広くなると、ピントを中心付近で適当に合わせたり、無限遠に合わせたりしがちですが、パンフォーカスのピント合わせにはコツがあります。

 

パンフォーカスでのピント合わせでは過焦点距離にピントを合わせるとピント面が広くなるという原理原則があります。

 

過焦点距離はちょっと複雑な概念で焦点距離と絞り値から計算することができますが、撮影のたびに計算したり過焦点距離の位置を測定するのは大変です。

 

一番遠景を画角の最上部になるようにフレーミングして、中心付近でピントを合わせると過焦点距離でピントを合わせたときと近い被写界深度となります。

 

このときに無限遠にもピントがあっているかをチェックしておきましょう。

 

海撮影など風景撮影をする際は基本的なパンフォーカスの撮影方法を思い出しながら撮影すれば雄大な海の景色を表現しやすくなります。

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水平に気をつける

海撮影で気をつけたいのが水平です。

 

海の水面の様に明確な水平垂直の基準がある被写体では、ちょっとした傾きでも水平のズレが目立つので、いわゆる「気持ち悪い」写真となります。

 

とはいえ水面は常に風の影響で波立っているので、水面に合わせて水平を取ろうとすると意外と苦戦します。

 

カメラを三脚に固定して水準器などで水平を撮って撮影しましょう。

 

一眼カメラの多くは電子水準器を搭載しているものが多いので、水準器がない場合はそういった機能を活用すると良いでしょう。

 

順光と逆光

青い海、青い空を撮影するためにポイントとなるのが太陽の向きです。

 

逆光、またはそれに近い光の方向で撮影すると、海も空も白っぽくなってしまいます。

 

海や空の青さを強調して撮影するときは、順光で撮影します。

 

海の撮影をする場合は太陽の向きに注意して撮影する必要があります。

PLフィルターを使った海の撮影

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NEEWER

海と空を青く撮影するには太陽の向きが重要ですが、PLフィルターを使うとさらに青を濃くすることができます

 

PLフィルターは光の方向を整えることができるフィルターで、乱反射を抑え、コントラストをアップさせることができます。

 

大気中や水面で乱反射した光を抑えることができるので、海や空の青をより濃く撮影することができます。

 

また水面の乱反射を抑えることができるので、海の撮影で使うと、海面の反射を抑えて魚を撮影したりすることもできます。

左がフィルターなし、右がPLフィルターで撮影

 

PLフィルターで海を撮影するときは太陽の向きだけではなく、撮影角度とフィルターの向きもポイントとなります。

 

PLフィルターは回転することでフィルターの偏光する角度を変えることができます。

 

撮影角度を変えたりフィルターを回転させて最も効果の高くなる設定を探しましょう。

 

PLフィルターは海の撮影でぜひとも使いたい撮影アイテムです。

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シャッタースピードでアクセント

海や川など水面を撮影するときはパンフォーカスにするための絞り値も大切ですが、シャッタースピードもポイントになります。

 

シャッタースピードを変えることで、水しぶきを撮影したり、水の動きを白糸の様に撮影することもできます。

 

シャッタースピードを速くするか遅くするかは明確な正解があるわけではなく、自分のイメージに近くなるようにシャッタースピードを設定します。

 

NDフィルターを使った海の撮影

海面や川面を霧が覆った様な写真はかなりシャッタースピードを遅くして長時間露光することで得られます。

 

とはいえ、シャッタースピードを遅くして数秒といった長時間露光にすると、露出オーバーとなります。

 

そこでNDフィルターを使います。

 

NDフィルターを使うとレンズに入る光の量を減らすことができるので、シャッタースピードを遅くしても露出オーバーとならずに撮影することができます。

 

NDフィルターにはND4やND8など暗さ毎にナンバリングされています。

 

海面の滑らかな霧のように撮影するためには、シャッタースピードが数十秒と遅くする必要があるのでNDフィルターはND100や1000などかなり暗いフィルターを使います。

 

NDフィルターを使って海面を撮影することで、幻想的な雰囲気を作り出すことができます。

 

 

その他のフィルターも活用してみよう

PLフィルターやNDフィルターは海や革などの水面を撮影するときの定番アイテムですが、他のフィルターも活用できます。

 

例えばクロスフィルターを使うと海面の反射光を十字に光らせることができるので、海のキラキラ感をアップさせた写真を撮ることができます。

 

レンズフィルターを使うと、肉眼で見る表情とは違った写真を撮ることができます