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モノクロ写真の魅力。写真家の名作から知る人物の撮り方とは?

モノクロ有名写真家

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ちょっとした編集でデジタル写真はモノクロに加工することができます。

また、なんでもない写真もモノクロにすることで雰囲気のある写真に思えてきます。

しかし、それは本当に良いモノクロ写真なのでしょうか?

今回は写真家によるモノクロ写真の名作から、本当に価値のあるモノクロ写真の撮り方をみていきましょう。

モノクロ写真の魅力とは

今でこそ写真はカラーというのが当然ですが、1935年にコダック社がカラーフィルムを発売するまではモノクロ写真が全てでした。

そして、初期のモノクロ写真時代に根付いた芸術写真という文化においては、モノクロ写真こそが写真の真髄という考え方もあります

一方で、カラー写真は報道写真や記録写真、証拠写真など実用面で普及していったという背景もあります。

また、カラー写真や映像が溢れる現代においてはモノクロ写真は非現実感も与えてくれるということで、デジタル写真では人気のある加工となっています。

しかし、デジタル加工によるモノクロ化は、フィルム写真のモノクロ化とは違い、紙や感光剤を選ぶこともなく、そもそもカラー写真として撮影されたものをモノクロ化しているだけのものが多く、単に「色のない写真」となってしまいがちです。

そのため、写真コンテストなどでもモノクロ写真は単なる雰囲気写真になってないか、芸術性が備わっているのか厳しい目で審査されます。

 

巨匠から学ぶモノクロ写真

「単純に色のない写真」と「芸術性のあるモノクロ写真」とはどこが違うのでしょう。

巨匠と呼ばれる写真家に触れて、芸術性のあるモノクロ写真をみていきましょう。

アンリ・カルティエ=ブレッソン

アンリ・カルティエ=ブレッソンといえば、言わずとしれた20世紀を代表する写真家です。

写真を勉強するなら1番最初に名前を聞く写真家と言えます。

報道写真家として有名なロバート・キャパらと国際写真家集団「マグナム・フォト」を結成するなど報道写真寄りな作品がメインですが、写真家として活躍する前はキュビズムの彫刻家に師事したり、晩年は画家として活動するなど芸術への造詣も深く、写真の作品も芸術的評価の高い写真です。

時代的にも、ちょうどモノクロ写真メインからカラー写真が普及する時代なので、ブレッソンの写真はモノクロの素晴らしい作品が多くあります。

ブレッソンに言わせると、カラー写真は「複雑で扱いにくい」写真としています。

カラー写真が一般的な現代人にとってはモノクロ写真は制限が多く難しいと感じますが、ブレッソン的にはカラー写真は自由すぎるということでしょうか。

ブレッソンの写真は幾何学的なフレーミングが特徴的です。

対称性やパターン構図など、美しく幾何学的に並んだ被写体が見ていて心地よさを与えてくれます。

一方で、単に静的な写真ではなく、フレームの中に動きのある人がいることでストーリー性の写真となります。

まさに一瞬を切り取る写真の真髄がそこにはあります。

静的な構図に動く被写体をあわせることで、色のないモノクロ写真が現実感のあるイメージを呼び起こし、見る者の想像力を駆り立てます。

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木村伊兵衛

和製ブレッソンとも称される写真家が木村伊兵衛です。

「秋田おばこ」という秋田美人の代名詞的な写真となっている作品はあまりに有名で、写真に興味がない人でも見た事ある人は多いでしょう。

スナップの達人として知られていますが、ポートレート作品も多く、秋田おばこ以外にもモノクロのポートレート傑作写真が多数あります。

ポートレートの特徴としては浅い被写界深度でソフトな表情を捉えたものが多く、ポートレートといってもしっかりしたライティングやポージングしたものというよりは、自然な一瞬の表情を捉えたポートレートになっています。

自然な表情だからこそモノクロでも被写体の雰囲気が伝わるポートレートになっています。

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森山大道

森山大道は「アレ・ブレ・ボケ」と形容される作風が特徴とされる写真家です。

フィルムの粒子による荒れや、撮影時の手ブレ、ピンぼけなどを自在にコントロールし、モノクロでも動きのあるストリートスナップを撮影しています。

「三沢の犬」はまさにモノクロ写真だからこそ生まれた作品で、振り返った犬の表情は何か訴えかけるものを感じさせます。

また、唇のアップをモチーフとして撮影することも多く、モノクロだからこそ純粋に唇の形や質感などがリアルに描かれた写真となっています。

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ヴィヴィアン・マイヤー

ヴィヴィアン・マイヤーは写真史上最も有名なアマチュア写真家の1人と言えます。

2014年に「ヴィヴィアン・マイヤーを探して」という映画が公開されたことで知ることとなった人も多いでしょう。

ヴィヴィアン・マイヤーの作品は生前は一切公表されることはなく、たまたまオークションで彼女のネガを落札した青年がネットに写真を公表したことで、有名になりそこから評価された写真家です。

ヴィヴィアン・マイヤーの写真の特徴はストレートであるということです。

生前公表しなかったことからわかる通り、誰かに評価されるための写真ではなく、撮りたいもの、何かを感じたものをそのまま写真にしています。

特定の目的に特化していない純粋な写真だからこそ、モノクロでもそこに真の価値ある写真となっています。

しかし、逆に言うと、天才的な作品なので一般には真似しにくい部分もあります。

ありきたりの被写体をありきたりではない写真にする才能はアマチュアカメラマンからすると羨ましい限りです。

ヴィヴィアン・マイヤーの写真はプロの写真家の作品とは違い、プロ写真家特有の共通したテーマや撮影手法が少なく、作品の中から技術的なものを得ることは難しいですが、被写体の核心に迫るという撮影姿勢は参考になります。

核心に迫る写真だからモノクロでもメッセージ性の高い写真になっています。

何かを感じたら、それをそのまま写真に表現するというストレート性はモノクロでもカラーでも最も大切な部分です。

 

まとめ

  • モノクロ写真は芸術的、カラー写真は実用的だった時代も
  • モノクロ写真は単に色のない写真ではない
  • 写真家のモノクロ写真はメッセージ性が強い

デジタル写真は加工が簡単なことから、なんとなく雰囲気のあるモノクロ写真にしてしまうこともあります。

しかし、高評価されるモノクロ写真にするためには、主題をより明確にし、細部までこだわった構図が求められます。

有名写真家の作品を見ることで、写真の意図を感じ、学ぶことができます。

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