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神レンズまとめ!各メーカー・センサーサイズの抑えておきたい名玉とは?

神レンズ

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神レンズ。

言わずもがな、素晴らしいレンズ、名玉に与えられるこの称号ですが、コスパが良いレンズや個性的なレンズ、超高価なレンズなど様々な使われ方をすることもあります。

今回は総合力に注目してカメラメーカー各社の神レンズをみていきましょう。

今回の神レンズ選びのポイント

神レンズは、価格や性能、オリジナリティーなどを評して称されます。

EF50mm F1.8 STMなんかは、圧倒的な低価格と価格を遥かに上回る描画力、販売実績から神レンズと呼ばれます。

SIGMAのAPO 200-500mm F2.8/400-1000mm F5.6 EX DGは唯一無二、このレンズでしか撮れない画があるという意味では神レンズとされますが、価格も使い勝手の悪さも神クラスです。

今回はそういったピーキーな神レンズではなく、手が出せる価格でありながら、高い描画力、使い勝手の良さなどを総合的に判断して各社の神レンズを選んでみました。

ということで、ズームレンズをメインに選出しています。

 

Canon EF70-200mm F2.8L IS Ⅲ USM

いわゆる大三元と称される開放F2.8通しのズームレンズ3本のうち、望遠を担うのがこのレンズです。

Canonの望遠レンズで白い外装を纏っているものは「白レンズ」と呼ばれプロカメラマンやハイアマチュアにとっては必須のレンズ、初中級者にとっては憧れのレンズといえます。

そんな白レンズの中でも、70-200F2.8は単に野生動物やスポーツなどの望遠撮影だけでなく、大きく背景がボケることからポートレートでも重宝します。

特にEF70-200mm F2.8L IS Ⅲ USMは、Ⅰ型からⅡ型になって手ブレ補正が搭載され、Ⅲ型になってASCコーティングとフッ素コーティングがプラスされたことで、逆光耐性や防汚性能が向上し、使い勝手も良くなりました。

カメラメーカーの中でも最も多くのレンズをラインアップに並べるCanonにおいて、神レンズの1本にふさわしいレンズとなっています。

EF70-200mm f/2.8L IS III USM  85.0mm · ƒ/2.8 · 1/200s · ISO 10000

Nikon AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED

一眼レフを購入するときはCanonを選ぶか、Nikonを選ぶかというのは永遠に正解の出ない命題となっているわけですが、その答えの1つを与えてくれるのがAF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G EDです。

このレンズがあるからNikonを選んだという一眼レフユーザーは少なくないでしょう。

まさにNikonの神レンズといえる1本です。

大三元の広角側の1本ですが、Canonが16-35mmという焦点距離にしていることに対してNikonは14-24mmという焦点距離を選択しています。

広角端の1mmの違いというのは画角が大きく変わります。

16mmと14mmというのは大きな違いです。

もちろん、単に画角が広いというだけでなく、画角の端までしっかりと描き出す高い描画力も魅力です。

少しでも明るいレンズが欲しい星空撮影や夜景撮影などでは必須の神レンズとなっています。

AF-S Zoom-Nikkor 14-24mm f/2.8G ED 14.0mm · ƒ/4.0 · 1/1s · ISO 200

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SONY Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS

ミラーレス一眼のリーディングカンパニーとなったSONYですが、一眼レフの2大巨頭であるCanonやNikonの一眼レフレンズラインアップに比べるとまだまだ発展途上といった感はあります。

しかし、既に神レンズとも称されるレンズが続々登場しています。

ミラーレスはフランジバックが短いことからレンズ設計の自由度がレフ機よりもアップします。

そんなミラーレスのメリットとカール・ツァイスという歴史ある光学機器メーカーのコラボレーションで生まれた神レンズがVario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSSです。

描画力はZEISSレンズということで申し分なし、F4通しという明るさで10万円前後と比較的手に入れやすく、レンズ自体もある程度コンパクトでミラーレス本体のコンパクトさと合わせれば携帯性も抜群です。

まさに総合的に性能の高い神レンズといえます。

FE 16-35mm F4 ZA OSS 16.0mm · ƒ/5.0 · 1/640s · ISO 100

OLYMPUS M.ZUIKO ED 12-40mm F2.8 PRO

Nikon、SONYに続いてまた広角レンズかと思いきや、M.ZUIKO ED 12-40mm F2.8 PROはマイクロフォーサーズ用レンズなので標準ズームレンズです。

マイクロフォーサーズというコンパクトなカメラに、コンパクトなレンズ。

さらに防塵防滴なので携帯性は抜群です。

その上、F2.8通しという単焦点に匹敵する明るさで、これ1本あれば大抵の撮影はこなすことができます。

サブ機にマイクロフォーサーズを1つ持っておきたいと考えるなら、OLYMPUSのカメラとこのレンズ1本で十分と思わせてくれるレンズです。

瑞光(吉兆を表す光)の名にふさわしい神レンズです。

M.Zuiko Digital ED 12-40mm F2.8 Pro 40.0mm · ƒ/5.0 · 1/80s · ISO 200

Panasonic H-ES50200

PanasonicボディにLeicaレンズの組み合わせ、いわゆるパナライカのレンズです。

スポーツ観戦などであれば、このレンズにG9などを組み合わせれば本格的なスポーツ撮影が楽しめます。

マイクロフォーサーズカメラをメインとして一眼ライフを考えるならパナライカは絶対選択肢に入れておきたいところです。

そんなパナライカの中でもH-ES50200は抑えておきたい神レンズです。

FUJIFILM XF35mm F1.4 R

さて、総合的に性能を評価という点から、ズームレンズをメインに神レンズを選定してきましたが、FUJIFILMだけは単焦点です。

FUJIFILMのカメラはAPS-C最高画質と呼ばれる程の高性能APS-Cカメラであることが特徴です。

キットレンズとして付属するXF18-55mmF2.8-4 R OISも十分神レンズと呼ぶにふさわしい性能がありますが、別格とも言えるのがXF35mm F1.4 Rです。

APS-Cとは思えない、ふわふわのボケ感でその描画は魔法とも言われます。

FUJIFILMのAPS-C一眼を買ったなら、最初に買うべき神レンズがXF35mm F1.4 Rです。

XF35mmF1.4 R 35.0mm · ƒ/3.2 · 1/150s · ISO 200 ↯

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番外編

今回は各カメラメーカーから1本ずつ、ズームレンズをメインに選びましたが、まだまだ神レンズと称されるレンズはたくさんあります。

最後に、センサーサイズごとにもう1本だけ神レンズをご紹介します。

フルサイズ SIGMA (シグマ) 14-24mm F2.8 DG DN Art ソニーE用

SONYミラーレスには既にVario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSSという神レンズがありますが、SIGMAからは14-24mm F2.8 DG DN Artという神レンズも登場しています。

ZEISSの16-35mm F4とほぼ同じ価格で14-24mm F2.8が買えてしまうというのは恐るべきSIGMAレンズの高コスパです。

しかも単にコスパが良いというだけでなく、周辺の流れも少なく隅までしっかりと描画してくれて、SONYの最高レンズグレードであるGMに迫る性能とも評価されます。

やはりミラーレスのメリットは広角レンズでより効果が現れます。

また、リアフィルターホルダーがあることで、広角の出目金にありがちなフィルターが使いにくいという欠点も補完しています。

SONYユーザーにとっては広角を純正にするか社外にするか大いに悩まされる神レンズの存在となります。

14-24mm F2.8 DG DN | Art  15.4mm · ƒ/3.5 · 1/25s · ISO 125

APS-C Canon EF-S35mm F2.8 マクロ IS STM

初心者に大人気のAPS-C一眼レフといえばCanonのEOS Kissシリーズですが、もちろんCanonのAPS-Cにも神レンズがあります。

それがEF-S35mm F2.8 マクロ IS STMです。

ライト内蔵で手軽にマクロ撮影が楽しめるレンズですが、マクロだけでなくF2.8という明るさでスナップ撮影などでも使うことができます

価格も手頃で2本目のレンズとしても手が出しやすい価格の神レンズです。

マイクロフォーサーズ LEICA DG ELMARIT 200mm/F2.8/POWER O.I.S.

意外と言うと語弊があるかもしれませんが、神レンズの宝庫とも言えるのがマイクロフォーサーズです。

センサーサイズが小さいことでカメラの画質ではフルサイズやAPS-Cには敵いませんが、レンズ設計の自由度という点ではセンサーサイズが小さいことはメリットになります。

そのため、マイクロフォーサーズは神レンズの宝庫となっていて、LEICA DG ELMARIT 200mm/F2.8/POWER O.I.S.もその1本です。

マイクロフォーサーズ用レンズとしては高額ですが、フルサイズ換算すると400mmの単焦点と考えればそこまで高額とも感じることはないでしょう。

マイクロフォーサーズなので手軽に持ち運べる望遠レンズながら、単焦点のF2.8という明るさを持ち合わせた、究極のパナライカとも言える神レンズです。

まとめ

  • 神レンズは各メーカーに存在
  • 神レンズは広角ズームが多め
  • 紹介したレンズ以外にもまだまだ神レンズはたくさん

今回はズームレンズを中心に評価の集まる神レンズを選んでみました。

優秀な広角ズームが神レンズと評価される傾向が多いのは、風景撮影や夜景撮影など解像力が求められるシチュエーションが多いからかもしれません。

もちろん、今回紹介したレンズ以外にも神レンズと称されるレンズは多く、全部集めようとすると予算がいくらあっても足りません。

しかし、自分の撮影スタイルにあった神レンズはぜひとも手に入れたいですね。

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