「1いいね=1円」というわかりやすいキャッチで有名になり、テレビ等でも紹介された写真投稿SNS「Poplle(ポップル)」。
何やら美味しい話のようにも思えますが、危険性などはないのでしょうか?
そもそも本当に稼げるSNSなのでしょうか?
ポップルとは?
Poplle(ポップル)は「いいね!でお金がもらえる世界初のSNS」として2020年2月にリリースされました。
新しいソーシャルディスタンスの形成などで、おうち時間に注目が集まる中、手軽な副業としてテレビ等のメディアでも多く紹介されています。
ポップルは写真投稿型のSNSで、投稿した写真に「いいね!」が集まると「1いいね!=1円」として換金することができます。
インスタグラマーは一回の投稿で数万いいね!を叩き出すこともあるということを考えれば、その数がお金に変わるとなればかなり美味しい話の様に思えます。
ポップルはそんな新しいカタチの稼げるSNSということで大いに注目を集めています。
いいね!でお金がもらえる仕組み
さて、「1いいね!=1円」という対価を運営が支出するわけですが、運営側の利益はどこからもたらされるのでしょう。
運営側の利益は他のSNSと同様に基本的に広告収入です。
他のSNS同様に単純に画面内に表示される広告による収入や、ポップル内でのいいね!獲得イベントでのタイアップ広告などによって運営会社は利益を確保しています。
ユーザーとしては、TwitterやInstagramのように投稿自体は運営からは無報酬ということはなく、You Tubeの様に不透明な広告分配となることもなく、「1いいね!=1円」という明確な基準があることから、わかりやすく、モチベーションを保って投稿することができるということがポップルの特徴になっています。
具体的な使い方
ではポップルの使い方を見ていきましょう。
インストールとアカウント登録
ポップルはまずスマホにインストールしてアカウント登録する必要があります。
基本的にインストール手順は他のスマホアプリと同様なので、難しい点はありません。
注意するポイントはアカウント登録で、ポップルは複数のアカウントの所持を認めていません。
そのため、アカウント登録には電話番号認証が必要となっています。
SIMを指していないWifiのみで通信するスマホや、通話できないSIMを指したスマホではアカウント登録できなくなっています。
電話番号を入力するとSMSで認証コードが送られてくるので、アプリに認証コードを打ち込み、必要情報を記載することでポップルが使えるようになります。
投稿
アカウント登録が終わると、写真や動画の投稿が可能になります。
投稿自体は他のSNSと同様で、コメントやハッシュタグ機能も使うことができます。
注意点としては1日の投稿回数に制限があることです。
基本的には5回ですが、ゲームに参加したり動画を見ることで回数を増やせる場合もあります。
ここで流れる広告などが運営の収益にもなっています。
いいね!をする
ポップルはいいね!の数で報酬が決まります。
しかし、このいいね!の数は、自分の写真に集まったいいね!の数だけでなく、自分がいいね!をした数も含まれます。
1日にできるいいね!の数は30回に制限されていますが、まずは自分からいいね!をすることで、自分の投稿へのいいね!やフォロワーを増やすことができます。
いいね!獲得イベントに参加
ポップルには、単に自分がいいね!をしたり、いいね!をもらったりする以外にもいいね!を増やす方法があります。
よく使われる方法としてはポップルスタンプがあり、連携した企業のスタンプをつけて投稿することでいいね!を獲得することができます。
その他にも「いいね!優待」など、様々な方法でいいね!を獲得するチャンスがあります。
換金するには
獲得したいいね!を換金するにはいくつかの条件があります。
まずは本人確認をすることです。
本人確認には免許証や保険証、パスポートの画像を送ることで本人確認を行います。
本人確認には2週間程度が必要となります。
次にポップルスコアの算出が必要となります。
ポップルスコアとは、ポップルを不正利用などせずに健全に利用しているかを運営が判定して算出されるスコアで、そのスコアによって引き出せる金額が変わってきます。
ポップルスコアの算出には3000いいね!以上を獲得していることが条件なので、自動的に換金する条件に3000いいね!以上獲得するという条件が加わります。
さらに引き出すときは一定の手数料がかかることも注意しておきましょう。
引き出し申請をすると翌月末頃に指定した口座に入金されます。
本当に危険性はないの?
手軽な副業ともいえるポップルですが危険性はないのでしょうか?
基本的にユーザーは写真を投稿するだけで、課金をすることはないのでリスクはそんなに高く有りません。
いいね!をすることができる回数を増やすために課金することもできますが、そういった使い方をしない限りはユーザーが金銭的負担を負うことはありません。
注意すべき危険性としては、苦労して集めたいいね!が換金できないというリスクです。
ポップルは、ポップルスコアによって引き出し金額に条件を付けています。
つまり、運営側はユーザーの引き出し額を自由に制限できるということです。
また、突然サービス停止となる可能性もあります。
ポップルはリリース直後にはあった、セブンイレブンのポップルスタンプが無くなっています。
1いいね!=1円という価値は、十分なユーザー数が確保されて、広告スポンサーが確保されていることが前提となる金額なので、まだ成長途中のSNSであるポップルにスポンサーが集まらないとサービス停止の可能性は十分にあります。
金銭的負担を負うリスクはありませんが、いいね!を集める労力が水の泡となるリスクは十分にあります。
ポップルスコアの導入以降、アプリの評価は低評価が続いていて、サービススタート時の評価とは一転してきています。
消費者庁にもいいね!の引き出しが制限されることで詐欺ではないかという問い合わせもきているとのことです。
ポップルの今後が不透明な現状としては、空いた時間の活用程度にとどめ、労力を必要以上にかけることは避けたほうが無難といえます。
まとめ
- ポップルは1いいね!=1円という革新的アプリ
- 換金にはハードルがあり労力が水の泡となるリスクは常にある
ポップルは1いいね!=1円という新しいカタチのSNSとして注目を集めています。
手軽に報酬を得られるSNSということで魅力的なSNSですが、まだまだ成長途中のサービスなので当然のサービス停止などのリスクは頭に入れて、必要以上の労力をかけないことが大切となります。
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