いよいよキャノン初のフルサイズミラーレス機の登場が現実味を帯びてきました。
噂によると明日9月5日に正式な発表があるとのことで、あくまで噂の域は出ないものの、多くの方がワクワクしていることではないでしょうか?
もうすぐそこまできたキャノン フルサイズミラーレス機「EOS R」ではありますが、今一度ここで現時点までに出ている最新情報のおさらいをして見たいと思います!
また以前にもキャノンのフルサイズミラーレス機に関する情報を書いていましたので良かったら合わせて読んで見てください。
割と今の情報と照らし合わせても合ってる部分も多いので、最近の噂や情報は結構早くからのものでも信憑性があるのがわかります!
ではそんなこんなで最新情報をお伝えして行きます。
EOS R リーク画像
こちらの画像は軒下デジカメ情報局さんからの引用なのですが、ここのサイトすごいですね!
色々多くのサイトでEOS Rの情報は紹介されているのですが、どこの画像もこの軒下デジカメ情報局さんからの引用のものでした。
軒下デジカメ情報局さん自体は海外のソースから入手したそうですが、すごい情報先をお持ちのようです。
そしてこの画像を見るだけでも、かなりの情報量が読み取れるのですが、次のスペック情報と合わせて解説して行きたいと思います。
EOS R スペック情報
- 有効画素数:3030万画素(総画素数:3170万画素)
- 画像タイプ:JPEG、RAW(14bit)、C-RAW
- デュアルピクセルRAW対応
- EVF:有機EL、0.71倍
- 測距点(クロスキー選択時):最大5,655点
- 測距輝度範囲:EV-6~18(常温23℃・ISO 100、F1.2レンズ使用時)
- ISO感度:100~40000(拡張ISO:50,51200,102400)
- シャッター速度:1/8000~30秒、バルブ
- 連写性能:最高8コマ/秒(サーボAF時:最高5コマ/秒)
- 動画:4K30p、フルHD60p、HD120p
- 背面液晶:3.15型 210万ドット タッチパネル
- 記録媒体:SD/SDHC/SDXCカード
- バッテリー:LP-E6N/LP-E6
- USB電源アダプターPD-E1を使ってカメラ内充電可能(LP-E6N使用時のみ)
- サイズ:135.8 x 98.3 x 84.4mm
- 重さ:660g(バッテリー・メモリーカード含む)・580g(本体のみ)
リークされたスペックPDF
(かなり信憑性の高いPDF情報なのですが、如何せん英語なので読める方は是非!)
ざっくりと上記にスペック情報を羅列しましたが、特に気になるところを確認していきます。
タッチパネル液晶
これは嬉しい!
私の場合、キャノンの一眼レフカメラからソニーのフルサイズミラーレス機に乗り換えたのですが、正直なところ操作性に関してはキャノンの方が使いやすいと思っています。
特にキャノンのタッチパネルは説明書を見なくても大体わかるくらいに単純明快で誰にでも使いやすく作られているので、これがあるだけでも初心者の方にもかなり敷居が低くなっています。
バルアングルモニター
リークスペックには記載されていないのは、タッチパネル液晶の意味の中に含まれているのかもしれませんが、画像を見る限り十中八九バリアングルモニターとみて間違いないのでしょう!
だって写真の液晶モニター横に間接式スクリーンになっているので
こんな感じにクルンと回せるはずです。
この部分もソニーや最近発表されたニコンのフルサイズミラーレスにもない機能なので、魅力的です!
マルチファンクションバー
写真の赤棒線の部分がマルチファクションバーと言うジョイスティックの代わりになる新しいボタンがついています。
こちらは4つタイプの押し方があり
右・左・スライド・長押し
の操作方法で色々と違った設定が出来るようなので、ここも見所の一つとなりそうです!
AF測距点数 最大5,655点
おいおいオイ!
これは何かの間違いなんじゃないかってくらいの測距点数なんですが、どうやら本当らしいです!
正直こんな点数あってもそこまで必要ないんじゃないかって思ってしまうのですが(ちなみにEOS 5D Mark Ⅳで61点高密度レティクルAF)なんか数字が多いとオオっとなってしまうのは私だけではないはず(笑)
なんやかんやで実際に発売されて触れた時には、マジかよって触りながら言いそうです。
新しい圧縮RAW C-RAW
EOS Kiss Mから搭載されたキヤノン初のRAW出力形式C-RAWは、CR3のRAWフォーマットで保存可能になり解像度はそのままに従来のファイルサイズより30%から40%小さくできる形式で、こちらが「EOS R」にも採用されています。
こういった最新の機能も盛り込まれているのはいいですね!
今までフルサイズミラーレスはソニーの独壇場でしたが、なんとかその状況を覆そうと、キャノンが本気を出してきているのが好印象です!
サイズ感
おそらく左が「EOS R」で右が「EOS 5D Mark Ⅳ」あたりではないのかな、と思うのですが
やはりボディサイズはコンパクトになっています。
実際の数値では
135.8 (幅)x 98.3(高さ)x 84.4(奥行き)
ソニーの「α7Ⅲ」が
126.9 (幅)x 95.6(高さ)x 73.7(奥行き)
とコンパクトさ加減で言うとソニー「α7Ⅲ」に軍配が上がりますが、重さでは
「EOS R」580g(本体のみ)
「α7Ⅲ」565g(本体のみ)
とほとんど変わりません。
どこかに持ち歩くにはコンパクトであればあるほど良いと言いたいところですが、結局のところレンズとの兼ね合いもあり、ソニーのレンズも割と大きいものが多いので最終的なコンパクトってところはそんなに差がなくなり、尚且つ重さもほとんど一緒なので、この点もなかなか良い点ではないでしょうか。
まだまだ他も気になる点はあるのですがどれもこれも言い出すとキリがないのでお次に参ります。
RFレンズ 気になる4本
RF 28-70mm F2L USM
レンズ構成:13群19枚
最短撮影距離:39cm
フィルター径:95mm
サイズ:φ103.8 × 139.8mm
重さ:1430g
大三元レンズに入るズームレンズですね。
キャノンEFレンズの上位機種にある赤ハチマキ(レンズの先の方にある赤いライン)が継承されています。キャノン愛用の方にはなんだかんだ言って無いより絶対あった方が良いに決まっている外せないビジュアルではないでしょうか!
しかもスペックを見るとF2
Canon 標準ズームレンズ EF24-70mm F2.8L II USM フルサイズ対応
そもそもEFレンズのズームレンズが28-70mm F2.8L USMなのに、さらに性能アップしたレンズが初っ端からラインナップされています。
これはかなり魅力的なんですが、一体お値段はいくらになるのかかなり気になるところ。
ですが現段階では金額面での発表はありません。
ただフィルター径95mmはデカイな。。
重さも中々の重量です。
RF 24-105mm F4L IS USM
レンズ構成:14群18枚
最短撮影距離:45cm
フィルター径:77mm
サイズ:φ83.5 × 107.3mm
重さ:700g
こちらも使い易いズームレンズ。
私はあまり望遠気味のものは使わないのでピンときませんが、山など必要最低限の装備で行くことの多い方にとってはかなり心強いレンズなんだと思います。
こちらも人によってはかなりニヤリとする仕様でしょう!
RF 50mm F1.2L USM
レンズ構成:9群15枚
最短撮影距離:40cm
フィルター径:77mm
サイズ:φ89.8 × 108.0mm
重さ:950g
こちらも言わずもがなの50mm単焦点レンズ。
F1.2は確かに明るいんですが、28-70mmのズームレンズでF2まで攻めてきているので、ここはF1とかそれ以上の数字を出してきてくれた方がビックリしたと言うかなんと言うか。
割と予定調和的な数字で落ち着いちゃってるなと言う印象は受けちゃいました。
RF 35mm F1.8 Macro IS STM
レンズ構成:9群11枚
最短撮影距離:17cm
フィルター径:52mm
サイズ:φ74.4 × 62.8mm
重さ:305g
これはなんとも特徴的なレンズ。
35mmで尚且つマクロレンズで、さらにF1.8とかなり明るい。
スナップやポートレートにも使いやすい35mmがF1.8ってだけでもまずまずな感じなんですが、これにマクロがついてるって言うのはどう言うことなんでしょう。
個人的にはこのレンズが一番気になるところ。
これはもっと情報が公開されたら調べたいと思います。
RFマウント・アダプター
リーク画像・にも出てきていますがアダプターが現段階で3つ発売される予定です。
マウントアダプター EF-EOS R
コントロールリング マウントアダプター EF-EOS R
ドロップインフィルター マウントアダプター EF-EOS R
マウントアダプター EF-EOS Rは読んだ字のごとく、EFレンズが使用できるアダプターだと思われます。
このことからも名前が違うので当たり前と言えば当たり前ですが、RFマウントは新しいマウントタイプで、キャノンのフルサイズミラーレス機はこのRFマウントで作られて行くはずです。
そして残り二つのアダプターは、名前から他のレンズに合わせるためのマウントアダプターではなく、機能面を助長するタイプのアダプターだと思われます。
コントロールリング マウントアダプター EF-EOS Rはおそらくコントロールリングを回すことで、撮影モードごとに必要な設定を即座に変更できる便利アダプター。
ドロップインフィルター マウントアダプター EF-EOS Rは、超望遠用のNDフィルターをつけるためのアダプターでしょう。
さすがキャノン!
最初から細かなそれぞれの分野でカメラを使う人のことを考えたアイテムが揃えられています!
EOS Rの気になる価格
価格についてはまだ公開されておらず、一切わからない状態です。
ただ少し前に発表された対抗馬となるニコンのフルサイズミラーレスが27万ほど。
ソニー SONY ミラーレス一眼 α7 III ボディ ILCE-7M3
今やフルサイズミラーレスでは王者のソニーのα7Ⅲはスペックに対して破格の24万ですので、キャノンもこの価格競争を度外視した金額はだしてこないはずなので、30万は切ってくると思います。
ここでもし25万程度でだそうものならキャノンユーザーは歓喜し、やっぱキャノンすげーって空気になってニコンがちょっと置いてけぼりのソニーの対決になったりするかも。
まぁおそらくはニコンと同程度の27〜28万あたりで収まりそうな気がします。
キャノン EOS R まとめ
もう言ってる間に新たな情報が解禁してきそうなキャノンのフルサイズミラーレス「EOS R」の最新情報でしたが、いかがだったでしょうか?
中々に魅力的な内容でキャノンを使っている方で、フルサイズミラーレスに乗り換えようか考えている方にとってはうってつけのタイミングだと思います。
ただ私の考えとしては、まだまだソニー王者の時代は当分続くと思います。
それは何故なのかと言いますと、スペック面にない有利さとしてソニーは長い間、先行してフルサイズミラーレスを作り続けたおかげで、サードパティのレンズやそれぞれのレンズとのマウントアダプターが豊富に揃っていることです。
オールドレンズの流行りもあり、どのレンズ使えるのはソニーの最大の魅力です。
まだまだキャノンのマウントは登場したてで、各社にはまるマウントアダプターはないのでRFレンズとアダプターをかましたEFレンズしか使用できません。
まぁそれだけでも元々のキャノンユーザーからしたらOKなんですが、新しい顧客獲得まではできるかどうかわかりません。
特に発表されている4つのレンズはそこそこのお値段はしそうなので、そこまでのライト層の需要はないと思うので。
そんなわけで最後だけ辛口になってしまいましたが続報が気になるキャノン「EOS R」最新情報でした!