流し撮りのコツをマスターして車やスポーツ写真に躍動感をだす撮影テクニック

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時間を止めるように瞬間を切り取るというのはよく行われる写真のとり方の1つですが、逆に瞬間ではなく少しの間を写真に収めることで躍動感、スピード感をもたせるという撮影テクニックもあります。

それが流し撮りです。

流し撮りのカメラの設定やコツ、練習方法をみていきましょう。

流し撮りとは

流し撮りとは、動いている被写体を撮影するときに、被写体に合わせてカメラを動かしながら撮影することで、背景を流れるように写すテクニックです。

写真は、普通に撮影すると静止画なので被写体の動きがわかりにくく、どのくらいのスピードで移動しているかなどが伝わりにくくなってしまいます。

流し撮りをすることで、背景が流れていることから被写体のスピードを想像させ、写真に躍動感を与えることができます

流し撮りに必要な機材

流し撮りに必要な機材は特にありません。

もちろん、望遠レンズや一脚があると撮影の幅は広がりますが、標準レンズでも十分流し撮りは可能です。

一脚は、望遠レンズの重さを受け止めるためのもので、流し撮りでは動きが制限されるので600mm F4などの超望遠単焦点の様な巨大なレンズでない限りは不要です。

海外の屈強なカメラマンは巨大なレンズでも手持ちで撮影しています。

流し撮りをするシチュエーションはスポーツ撮影など、望遠レンズが必要な撮影が多くなりますが、電車などであれば、場所によってはある程度近づけるので標準レンズで十分となります。

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流し撮りのカメラ設定

流し撮りのカメラ設定は、正解を自分で探さなくてはなりません

なぜなら、流し撮りの設定は、被写体の速度や被写体との距離、環境光などで大きく数字が変わってくるからです。

さらに撮影者のテクニック次第でも大きく設定が変わってきます。

同じ被写体でもシャッタースピード1/10で被写体を止めて流し撮りできる人もいれば、1/20でも被写体がブレてしまう人もいます。

多くの撮影テクニックの中で、流し撮りはカメラ設定に最も幅のあるテクニックの1つといえるくらい、ベストな設定がケース・バイ・ケースで変わります

AF設定は共通点が多い

流し撮りのカメラ設定は環境差や個人差が大きくなりますが、AF設定はさほど差がありません。

流し撮りをする場合は、AFエリアはシングルかゾーンでAF追従を使います。

AFエリアをオートにすると、被写体にAFが合わなかったり、AF追従させているときに外してしまうことも多いので、AFエリアはなるべく狭い範囲にした方がAFを外すことが少なくなります。

また、AF追従を使う流し撮りでは親指AFの方が操作しやすくなります

人差し指の半押しという微妙な操作でAFオン・オフをするよりも、親指と人差し指でAFとシャッター操作を分けたほうが動いている被写体にはAFしやすくなります。

親指AFなら、連写中にAFが外れたときも、人差し指はそのままにAFボタンを押しなおすという操作も可能です。

目安としてのカメラ設定

いくら個人差があるといっても、はじめて流し撮りをするときに、全く参考値もなく闇雲に設定するのも大変ですよね。

そこで、はじめて流し撮りをするときの目安を示しておきます。

はじめて流し撮りするなら、まずはシャッタースピード優先モードで1/20~1/30から撮影をはじめてみましょう。

もちろんシャッターは連写モードでAFはAF追従、AF-Cなどと呼ばれるモードにします。

流し撮りは慣れればマニュアルモードで絞りやISOも設定しますが、はじめのうちはシャッタースピード優先モードでシャッタースピードの設定だけに集中すると撮影難易度が下がります。

1/30で流し撮りに成功したら、もう少しシャッタースピードを遅くしたり、被写体を止められないときにはシャッタースピードを少し速めにするなど調節しながら設定すると、自分のテクニックと被写体のスピードにあったシャッタースピードがわかってきます。

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流し撮りの撮影方法とそのコツ

カメラ設定は選択肢が多い流し撮りですが、撮影方法はシンプルです。

被写体をファインダーで捉えたら、AFボタンを押して、被写体の動きに合わせてレンズを振りながらシャッターを押すだけです。

ポイントとしては、被写体のスピードとカメラを振る速度を完全にシンクロさせることです。

被写体は止めて、背景を流して撮影したいわけですから、被写体とレンズの動きがシンクロしていないと、被写体もブレて、単なるブレ写真になってしまいます。

そのためのコツとしては、被写体に何か目印を見つけて、その目印がAFポイントと重なり続けるようにレンズを動かすと良いでしょう。

流し撮り撮影で忘れてはいけないポイント

流し撮りの撮影方法自体は難しいことはありませんが、撮影時に忘れてはならない注意点があります。

それは、背景です。

流し撮りは背景が流れてこそ。

飛行機写真などで、背景が空だと流れているのか、流れていないのかわかりません。

空以外でも、なるべく背景が単色にならないように注意しましょう。

背景選びはとても重要です。

流し撮りの練習方法

流し撮りは練習するしかありません。

カメラを大きく動かす流し撮りはどんなにカメラが高機能化しても、人間がうまくカメラを動かせなければ撮影できないので、練習でテクニックを磨くことが大切です。

流し撮りの練習は、まず被写体との距離が近い撮影からはじめてみましょう。

望遠レンズで遠くの被写体を撮影すればわかりますが、遠くの被写体はレンズをちょっと動かすだけで、大きくブレます。

遠くの被写体の流し撮りはそれだけ精度が求められるので、まずは近距離の動く被写体を流し撮りすることからはじめると良いでしょう。

近距離の流し撮りをマスターしたら、徐々に距離を離したり、シャッタースピードの限界に挑戦したりすることで、自分のテクニックで撮影可能な距離感や、シャッタースピードをマスターすることができます。

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