SONYのカメラを使っていてストロボのクリップオンのシュー接続部分が壊れたという経験はありませんか?
私はバキッと壊れました(泣)
折れた経験がない方や、これからストロボを買おうと思っている方もSONY用のストロボには気をつけてください。
なぜならSONY用のストロボのシュー接続部分がプラスチックだから!
めっちゃ大事な部分なのにプラスチックだから!(大事なことなので2回言いました)
CanonやNikon用のシュー部分は大体が金属でできています。
なので、ある程度の負荷をかけても問題ないのですが、何を思ったのかSONY用のストロボときたら、、
これはシューの部分がSONYだけ他のメーカーとは「MIシュー」という違う規格のシューを採用しているため。
なぜ独自のシューを採用した(怒)
怒っても現実は変わらないし、折れた事実はどうしようもないわけですが、私のような目に合わないためにも、どんな時にバキッと折れてしまうのかと、そうならないためのオフカメラストロボのスタイルをお伝えします。
MIシュー部分がどのようにして折れてしまったのか
私の場合、カメラのホットシュー部分に装着してのストロボ撮影をしていたわけではなく、三脚にストロボを固定して撮影していたのですが、取り付け方としてはクリップオンストロボと同様の付け方をしていました。
そこにふらついて私の体がストロボにガスッと当たった時に悲劇はおきました。
MIシューの部分がいとも容易く折れてストロボが落下していったのです。
落下した衝撃によるダメージこそなかったものの、シュー部分はプラスチックの部分が割れて使い物にならなくなってしまいました。
脆すぎる。
薄々「シュー部分が弱いんじゃね?」とは思っていましたが、こうもアッサリ折れると心も折れそうです。
そんなわけでSONY用のストロボはクリップオンストロボの使用がとても危険です。
もうシュー部分を酷使するような真似は絶対避けなければなりません。
ストロボを挟み込むスピードライト用ブラケット
救世主となるのがこの「スピードライト用ブラケット」
正直、名称は商品によって「ストロボブラケット」だったり「アンブレラホルダー」などマチマチなんですが、調べる際に他の名称で探すと
こういった「絶対壊すマン」も候補に出てきてしまうので、探す際には「スピードライト ブラケット」の方がいいかと思います。
おすすめはGodox ソフトボックス付 スピードライト ブラケット
どうせストロボをブラケットに装着するなら光を調整できるソフトボックスも使いたくなるので、セットになっているものを購入しておく方が後々便利です。
特に「Godox ソフトボックス付 スピードライト ブラケット」は3,490円と安くて収納ケースも付いてくるのでお得です。
またBowens(ボーエンズ)というブラケットに付加アイテムをつけれるメーカーのマウントに対応しているので「もっとあれこれしたい」と後から欲が出てきても、そのままつけれるのも嬉しいポイントです!
実際に「スピードライト ブラケット」を使用する場合は
まずは三脚に取り付けて
後ろから差し込んで上のネジを締めるだけ!
めっちゃ簡単です!
前から見るとこんな感じ。
先ほどの「Godox ソフトボックス付 スピードライト ブラケット」は私も購入していますので、さらにソフトボックスを装着すると
ガッチリとホールドしてくれているので安定していますし、ストロボはネジさえしっかり固定していればズレる心配がないので安心です。
もっと早くこのアイテムに気づいておけば良かったと思いますので、まだの方は私を反面教師にして、ストロボを壊してしまう前に購入をおすすめします。
オフカメラストロボにするには
これで万事解決といきたいところですが、1つ問題点が。
今までカメラに取り付けるクリップオンストロボや、これからストロボを買おうと思っている方にはもう1つ買わなければならないものがあります。
ストロボを遠隔操作するラジオスレーブ
そう。ストロボだけ持っていてもカメラと連動していないので発光しません。
「馬鹿野郎!じゃあどうやって発光させるんだよ!」って話ですが「ラジオスレーブ」という機材を使用することで可能になります。
ここを読んでいる方で「もうSONY純正のストロボ買っちゃってるよ」って方はあまりいないかと思いますが(なぜなら「SONY ストロボ HVL-F60RM」は5万円以上と高額!)
SONYからも純正のラジオスレーブ「電波式ワイヤレスコマンダー FA-WRC1M」は販売されています。(但し、こちらも3万円以上と高額!!)
なのでおすすめのラジオスレーブと合わせて使いたいストロボも紹介していきます。
おすすめはGodox Xpro-S
「GODOX Xpro-S」は操作画面が大きく高速同期や同時にいくつものストロボを調整・設定して発光できる優れものです。
私は試していないのですがGodoxの以外のCanon用などのストロボとも同期できるようなので、自分の所有しているストロボ以外にも他の方のストロボを借りて同時に発光するなんてことも出来たりします。
Godoxにはそのほかにも「Godox X1T-S」がありますが、画面が小さいので操作的には「GODOX Xpro-S」の方がおすすめです。
ただ注意点があります。
ラジオスレーブ自体はカメラのホットシューの部分につけるのですが、ラジオスレーブのシュー接続部はやっぱりプラスチック製なのです。
ストロボに比べればかなり軽いので、そう易々と壊れることはありませんが、念のため取り付け・取り外しの際には注意しておいた方が無難です。
SONY純正のラジオスレーブでもプラスチック製なので、もうここは素直に受け止めるしかないでしょう。
おすすめのストロボはGODOX TT600S
GN(ガイドナンバー)と呼ばれるストロボの強さを表す数値があり、こちらの「GODOX TT600S」はGN60とまずまずのパワーがありながらお値段7,200円とお手頃なのが魅力です。
GN80となると相当な金額になってしまいますし、GN60で十分なパワーがありますのでおすすめです。
もっと安いストロボも探せばあるにはあるのですが操作性だったり信頼性も考慮すると、やはりGODOXになってくるかなと思います。
この「GODOX TT600S」についていない機能としては「TTL」という自動で最適な発光をしてくれる機能がないこと。
「TTL」機能の搭載された「GODOX TT685N」ですと12,500円と、金額が割と上がります。
オフカメラストロボで光を使ってあれこれしたいのに、わざわざ発光を自動調整しても当たり障りのない写真しか撮れないので、そこまでこの機能に固執する必要はないかなと思います。
どうしてもカメラにクリップオンストロボをしたければ
ここまで読んでいただいて上で、それでも「カメラにストロボつけたいんや!」って方にも一応おすすめはあります。
一見するとモニターの色以外、先ほどのGODOXのストロボと変わりないように見える
実際はかなりコンパクトで軽いので、こちらであれば何とかクリップオンストロボにしてもいけるかなといった感じ。
番外編
あともうストロボではないのですが以前にも紹介した「リトラトーチ 」をストロボ代わりにする方法もあります。
【Litra Torch レビュー】リトラトーチを6ヵ月使った感想。メリット・デメリットにストロボ代わりの意外な使い方も!
購入した際についている金具をホットシュー部分に取り付けると
こんな感じになります。
ストロボではないので常時点きっぱなしの定常光になりますが応用出来ます。
まとめ
SONYのカメラは好きなんですが「MIシュー」に関してだけは、ちょっと残念に感じます。
ただカメラにつけるクリップオンストロボは光の方向も一定であまり面白くないので、オフカメラストロボの方が撮影の幅が広がります。
どうせSONY用のストロボのシューはプラスチック製で危険なので、おすすめにもあげたラジオスレーブとともに「挟み込むスピードライト用ブラケット」を駆使して、安全かつ一歩先をいく撮影に興じてみませんか!