各カメラメーカーのレンズ型番・名称の見方!英文字・数字の意味を理解すればスペックが簡単にわかる

レンズの名称

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レンズの名称ってアルファベットと数字で表記されていて、はっきり言って何のこっちゃか分からない事ってあると思います。
何年も写真をやってても自分の使っているメーカー以外ってそこまで知らなかったり。

そんな分かりにくい各メーカーの型番をわかりやすく整理してみました!

名称からわかるレンズのスペックとは

レンズの名称は多岐に細分化されるレンズをわかりやすくするためにいろいろな情報が詰め込まれていますが、逆にそれが初心者を混乱に陥れています。

レンズの名称に表記されるスペック情報をみていきましょう。

マウントタイプ

レンズ名の主に最初に書かれているEFやRFなどといったアルファベットはレンズのマウントタイプを示しています。

レンズのマウントはメーカーごと、センサーサイズごと、レフ機、ミラーレスなどで分けられていて、カメラボディに合わせたマウントのレンズを購入しなくてはいけません。

そのための情報が最初に書かれています。

焦点距離

名称のマウント表示の次に書かれることが多いのが焦点距離です。

「mm」で表記されている数値は焦点距離を示しています。

単独数値で書かれているものは単焦点レンズ、「24-70mm」の様に複数の数字で範囲を書いてあるものはズームレンズです。

開放F値

レンズのスペックで重要な数値が焦点距離と、もう一つ、開放F値です。
文字通り、絞りを開放したときのF値で、この数値が小さいほど明るい、高性能なレンズとなります。

「F」「f」「f/」などと表記されますが、レンズの名称にかかれているFの次に書かれている小数点表記の数値は開放F値です。

手ブレ補正

レンズの名称表記をわかりにくくしているのが、手ブレ補正の表記と、次にかくAFモーターの数値です。

ミラーレスになって手ブレ補正がカメラボディに内蔵されたものも増えましたが、レフ機は基本的にレンズ側に手ブレ補正機構が搭載されています。

ただし、ボディ内手ブレ補正がないレフ機用レンズでも、明るい単焦点レンズなどは手ブレ補正を内蔵していないものもあり、その有無が表記されています。

AFモーター

レンズに搭載されるAFモーターにはステッピングモーターや超音波モーター、リニアモーターなどがあります。

ステッピングモーターは安価、超音波モーターやリニアモーターは高速・高精度でも高価という違いがあります。

どのモーターを搭載しているかということがレンズの名称には書かれています。

また、超音波モーターやリニアモーターはフォーカスリングを回せばいつでもマニュアルフォーカスにできるフルタイムマニュアルに対応しやすいという特徴もあるので、フルタイムマニュアルを多用する人はここの表記で区別するとわかりやすくなります。

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メーカーごとの型番

それでは各メーカーのレンズの名称を1例と共に見ていきましょう。

Canon

①マウント名

Canonにはレフ機用のEFマウント、APS-Cミラーレス用のEF-M、フルサイズミラーレス用のRFマウントがあり、そのアルファベットが最初に書かれています。

EFマウントレンズにはAPS-C専用のレンズも有り、EF-Sと表記されています。

②焦点距離・開放F値

マウントの次に書かれているのは焦点距離、続いて開放F値です。

③レンズグレード

精度や耐久性などCanonのレンズ技術を集めた最高グレードレンズをLレンズと呼んでいます。

Lレンズには開放F値の後にLと表記されています。

Lレンズ意外のレンズにはアルファベットはありません。

④手ブレ補正

Canonはレンズ内手ブレ補正機構をImage Stabilizerと呼んでいて、その頭文字であるISが手ブレ補正搭載レンズには表記されています。

⑤レンズ世代

同じ焦点距離で後継機となる新しい世代のレンズにはⅡやⅢといったローマ数字で世代を表記しています。

EFマウントの70-200mmは2度後継機が発売されていて、最新のレンズは3世代目ということになります。

⑥AFモーター

CanonはAFモーターとしてステッピングモーターと超音波モーターを採用しています。

ステッピングモーターはSTM、超音波モーターはUSMと表記されます。

SONY

①マウント名

SONYには最新ミラーレスで採用されているEマウントとコニカミノルタ時代からレフ機などに採用されてきたAマウントがあります。

Eマウントのフルサイズ用にはFE、APS-CではEと表記されています。

Aマウントはフルサイズには最初のアルファベット表記はなく、APS-CにはDTと表記されています。

②パワーズーム

SONYレンズにはモーター駆動によるズーム機構、パワーズームを搭載したレンズがあります。

パワーズーム搭載レンズにはマウント表記の次にPZのアルファベットが書かれます。

③焦点距離・開放F値

マウントの次に書かれているのは焦点距離、続いて開放F値です。

④レンズグレード

SONYのレンズには上からG-Master、G、無印と3つのグレード分けがあり、さらにカールツァイスレンズも別クラスレンズとして別に表記されます。

G-MasterにはGM、GレンズにはG、カールツァイスレンズにはZAという表記が開放F値の次にアルファベット表記されます。

⑤手ブレ補正

SONYのフルミラはボディ内手ブレ補正が搭載されていますが、純正レンズにレンズ内手ブレ補正がある場合は、ボディとレンズで協調して手ブレ補正を行います。

そのため、Eマウントレンズにも手ブレ補正を搭載したものもあり、OSSと表記されます。

AFモーター

SONYレンズにはステッピングモーターや超音波モーターの他に、DCモーターなど様々なモーターが使われています。

AマウントではSSM、SAMなどと表記されますが、Eマウントでは表記がありません。

⑥モデル名

SONYレンズは名称とは別に型名もあり、発注時などはこちらの表記が使われることがあります。

EマウントはSEL、AマウントはSALから始まります。

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Nikon

①シリーズ名

NikonのFマウントは歴史が長く、その長い歴史の中で細分化されたシリーズ名が最初に表記されます。

AIは開放F値を機械的にボディに伝達するシステムですが、近年のレンズは電子制御なので、電気的に伝達するレンズには表記されません。

AF-PはAFモーターにステンピングモーターを搭載したシリーズ、AF-Sは超音波モーター、AF-Iはコアレスモーターを搭載したモデルです。

②センサーサイズ

NikonはフルサイズをFX、APS-CをDXと呼称していて、DX用のレンズにだけシリーズ名の後にDXと表記されます。

フルサイズ用、FXフォーマットのレンズはFXとは表記されず、シリーズ名からブランド名と続きます。

ミラーレス用のZマウントの場合は「NIKKOR Z DX」の様にブランド名、Zマウント、センサーサイズと表記されます。

こちらもFXフォーマットの場合はFXは表記されません。

③ブランド名

Nikonレンズは以前はNikkorと表記されていましたが、今はNIKKORという表記になっています。

ZOOM-NikkorはNIKKORに統一される以前に、ズームレンズに使われたブランド名です。

④焦点距離・開放F値

ブランド名の次に書かれているのは焦点距離、続いて開放F値です。

Nikonは開放F値を「f/」で表記します。

⑤タイプ

開放F値の次のアルファベットはレンズの絞りに関する情報です。

Eは電気的にレンズの絞りを制御する昨今では一般的なタイプ。

Gは機械的に絞りを制御するタイプ。

Dは絞りリングがあり、距離エンコーダーを内蔵したタイプです。

⑥採用レンズ・機能

Nikonは手ブレ補正の有無をあらわすVRの他にも採用されている特殊レンズや機能を最後のアルファベットで表記しています。

ED、FL、PFなどは色収差を抑える特殊なレンズ、IFはレンズ全長を変えずにフォーカスするインターナルフォーカス、いわゆるインナーフォーカスを採用を表しています。

Panasonic

①ブランド名

PanasonicはLUMIXブランドで一眼カメラをラインアップしていますが、Leicaと提携しているのでLEICAの名を冠したレンズもあります。

②センサーサイズ

ブランド名の次に書いてあるアルファベットはセンサーサイズを示しています。

マイクロフォーサーズ用のレンズはLUMIXがG、LEICAがDGとなっています。

フルサイズはLeica Lマウントを採用していますが、フルサイズ用レンズにはSが書かれています。

③レンズグレード

上位グレードのレンズにはセンサーサイズ表記の次にXやPROと書かれています。

④ズーム

VARIOはズームレンズを表していて、モーター駆動ズームレンズにはPZと表記されます。

Licaレンズの場合はここにSummiluxやElmaritなどのレンズ設計タイプが表記されたりもします。

⑤焦点距離・開放F値

次に表記されるのが焦点距離と開放F値です。

Panasonicはこの2つの前後に「/」を書いていますが、省略されたりもします。

⑥レンズ形状

「/」の中に一緒に表記されることがあるASPHは非球面レンズを採用していることを示しています。

⑦手ブレ補正機構

O.I.S.は手ブレ補正です。

MEGA.O.I.S.は高周波のブレに対応していて、POWER O.I.S.は高周波、低周波両方に対応しています。

OLYMPUS

①ブランド名

OLYMPUSはZUIKO(瑞光)の名で一眼カメラレンズをブランド展開しています。

瑞光は吉兆を表す光のことで、1936年からという長い歴史があります。

以前はM.のつかないフォーサーズ用のレンズもありましたが、現行はすべてM.ZUIKO DIGITALとなっています。

②採用ガラス

EDはExtraordinary Dispersionという特殊ガラスをレンズに採用していることを表してあります。

③焦点距離・開放F値

次に表記されるのが焦点距離と開放F値です。

④レンズグレード

OLYMPUSはレンズをPRO、PREMIUM、無印の3つにグレード分けしています。

手ブレ補正

OLYMPUSはボディ内手ブレ補正を搭載していますが、一部レンズにはISと表記されるレンズ内手ブレ補正が搭載されたものもあります。

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PENTAX

①レンズコーティング

最初にレンズコーティング情報が表記されます。

従来のコーティングをsmc、最新のコーティングをHDで表記しています。

②ブランド名

PENTAXレンズはブランド名もPENTAXで統一されています。

③センサーサイズ

基本的にD FAがフルサイズ、DAがAPS-Cレンズとなっています。

この部分にDが表記されていないものはデジタル一眼以前のカメラにも対応したモデルになります。

ちなみに中盤サイズ用レンズには645が追記されます

④焦点距離・開放F値

次に焦点距離と開放F値が表記されます。

⑤採用レンズ

EDは特殊低分散ガラスを採用したレンズに表記されます。

他には非球面レンズを表すALなどがあります。

⑥AFモーター

PENTAXのAFにはDCモーター、超音波モーター、リードスクリュー直結のPLMが採用されています。

それぞれDC、SDM、PLMと表記されます。

⑦防滴性

最後に書かれたAWは防塵防滴仕様であることを示しています。

WRは簡易防滴のレンズです。

FUJIFILM

①センサーサイズ

FUJIFILMは中盤サイズのGマウントとAPS-CサイズのXマウントがありますが、GマウントはGF、XマウントはXFと表記されます。

②焦点距離・開放F値

次に焦点距離と開放F値が表記されます。

③絞りリング

絞りリング搭載レンズにはRが表記されます。

④AFモーター

FUJIFILMのレンズにはリニアモーターが多く採用されていて、リニアモーター搭載モデルにはLMが表記されます。

⑤手ブレ補正

手ブレ補正搭載レンズにはOIS(Optical Image Stabilization)が表記されます。

⑥防塵防滴

防塵防滴仕様のレンズにはWR(Weather Resistant)が表記されます。

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SIGMA

サードパーティ製レンズを生産するSIGMAのレンズは、焦点距離や開放F値に合わせてレンズマウントを選ぶので、マウント名などは表記されていません。

①レンズグレード

レンズグレードによって焦点距離と開放F値の前後にEXやAPOが表記されることがあります。

②センサーサーズ

フルサイズ用レンズにはDG、APS-Cサイズ以下にはDCと表記されます。

③ミラーレス

ミラーレス用レンズにはDNと表記されます。

④手ブレ補正

手ブレ補正搭載レンズにはOST(Optical Stabilizer)と表記されます。

AFモーター

超音波モーター採用レンズにはHSM(Hyper Sonic Motor)と表記されます。

TAMRON

①レンズグレード

最上位グレードのレンズには焦点距離の前にSPが表記されます。

それ以外は無印で、TAMRONもSIGMAと同じく焦点距離から表記がスタートします。

②焦点距離・開放F値

SP以外のレンズは焦点距離と開放F値から表記されます。

③センサーサイズ・マウントタイプ

フルサイズ用はDi、APS-C用はDiⅡ、ミラーレス用はDiⅢと表記されます。

④手ブレ補正

手ブレ補正機構採用レンズにはVC(Vibration Compensation)が表記されます。

⑤AFモーター

ステッピングモーター採用レンズにはRXD、超音波モーターはPZD、フルタイムマニュアルが可能な超音波モーター採用レンズはUSDが表記されます。

⑥世代

同じ焦点距離・開放F値で2世代目のレンズはG2と表記されます。

⑦モデル名

TAMRONレンズはモデル名が併記されます。

モデル名はレンズを少ない表記で特定できますが、規則性などはあまりないのでモデル名からレンズのスペックなどを推察するのは難しくなっています。

 

まとめ

レンズの名称がわかると、そのレンズのスペックもおおよそ理解することが出来るので、レンズ選びなどで比較するときに役立ちます。

また、マウントを間違えたり、手ブレ補正の有無を知らずに買うということも少なくなります。

自分の持ってるカメラのレンズ名の法則くらいは頭に入れておきたいですね。