ソフトフォーカスを使いこなす!フィルターにPhotoshopのレタッチ加工まで

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ふわりとした優しい光に包まれたようなソフトフォーカス写真。

ソフトフォーカス撮影は専用レンズを使う方法から、ちょっとした小技で特別な道具なしでも撮影する方法があります。

手軽にできて、なおかつ違いがわかりやすい撮影方法といえます。

ソフトフォーカスの撮影方法をみていきましょう。

ソフトフォーカスとは

ソフトフォーカスは1900年初頭など、レンズ設計、工作技術が確立されていなかった頃に、抑えられないレンズの曲面収差を逆に意図的に利用することで、柔らかい光に包まれたような、霧の中で撮影したかのような幻想的な写真を撮影するテクニックです。

単なるピンぼけ写真とは違い、輪郭はちゃんと描かれているものの、その周辺に光が広がり「紗がかかった」様な描写となります。

紗とは透けて見えるくらい薄い布のことで、ソフトフォーカスはまさに紗を通して見た様な仕上がりになります。

 

ソフトフォーカスレンズ

カメラのレンズはできる限り1点から出た光は撮像面上で1点に集まるように設計されています。

そのため、複数のレンズを組み合わせて、なるべく光の歪み、収差が出ないようになっています。

しかし、カメラが作られた初期はレンズ自体が高価なものだったり、レンズ単体の透明度も低く複数のレンズを組み合わせられないことから、収差が出てしまうことがありました。

これを逆手にとって作られたのがソフトフォーカスレンズ、軟焦点レンズです。

白黒撮影がメインだった時代には色収差を考慮する必要がなく、単に収差を残すことで作られていましたが、カラー写真が普及しはじめてからは色収差は抑えて球面収差によってソフトフォーカスを実現しています。

昨今では、ソフトフォーカスは専用レンズ以外でも撮影可能なので専用レンズはあまり作られていません

そのため愛好家はマウントアダプターを介してオールドレンズを使ったりしています。

また、かなり希少ですが販売中の軟焦点レンズもあります。

ベス単フード外し

ソフトフォーカスが広がるきっかけの1つにヴェスト・ポケット・コダックというカメラがあります。

1912年に発売されたカメラで、ベストに入るほどのコンパクトなカメラで人気となりました。

当時はフィルム感度が低く、シャッタースピードを稼ぐためにはF11の開放絞りよりも小さなF値が求められました。

そのため、フード様の絞りを外して撮影することがありました。

すると、フード様の絞りで抑えられていた球面収差が発生しソフトフォーカス効果が得られる様になりました。

このテクニックはベス単フード外しと呼ばれ、ヴェスト・ポケット・コダック生産終了後もレンズを他のカメラに移植して撮影する愛好家も生まれるほど人気になっています。

デジタル一眼でもベス単フード外しを再現することは可能で、様々な手法がネット上にあがっています。

ただし、かなりの加工が必要なので手軽に使える撮影手法ではありません。

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ソフトフォーカスフィルター

ソフトフォーカス写真を撮るための最も手軽な方法はフィルターをつける方法です。

ソフトフォーカスフィルターは、ソフトフィルター、フォギーフィルター、デュート、サンドスクリーン、センターフォーカスなど様々な名称の種類があります。

それぞれ、フィルター表面の加工方法が違い、ソフトフォーカス効果の強弱が違います。

はじめは中程度の効果があるフォギーフィルターなどを使うと良いでしょう。

 

Photoshopで加工

ソフトフォーカスの効果は撮影後にも付加させることもできます。

簡単な画像処理なので、フリーの画像ソフトでも十分可能です。

もっともポピュラーなPhotoshopでの加工方法を紹介しますが、他のソフトでも基本的な操作は同じです。

画像を読み込み、レイヤーを複製

Photoshopではこのときにスマートオブジェクトにしておくことで画像の劣化などを抑えることができます。

新しいレイヤーはスクリーンで合成するように選択しておきます。

フィルターでぼかし加工

フィルター>ぼかし>ぼかし(ガウス)で結果を見ながらパラメーターを調整していきます。

さらにレイヤーを複製して乗算

ある程度満足のいくソフトフィルター感が出たら、ぼかしたレイヤーを複製します。

今度は合成を乗算に変えます。

不透明度を調整して仕上げ

最後にスクリーンと乗算のレイヤーの不透明度をそれぞれ調整することで明るさを調整します。

スクリーンと乗算のレイヤーで明るさを調整することで、ソフトフォーカス感を失うことなく明るさの調整ができます。

何もなくてもソフトフォーカス撮影

ソフトフォーカスは映画撮影において、撮影技法の1つとして一世を風靡した時代がありました。

現代でも回想シーンなどでソフトフォーカスをドラマや映画で目にすることがあると思います。

現代ではその多くがデジタル処理で行われていますが、アナログの時代は実際に紗をかけることでソフトフォーカスを実現していました。

もちろん、デジタル一眼撮影においても有効で、フィルターをわざわざ買わなくても薄手の布をレンズにかけることでソフトフォーカスを実現することが可能です。

また、デジタル一眼ではカメラ内の画像処理効果としてソフトフォーカスが採用されている機種もあります。

最悪、カメラ以外何もなく、カメラ内にソフトフォーカス機能もない場合はレンズの前玉を指で汚してしまえばソフトフォーカスにすることができます

指の油分で汚すことでソフトフォーカスの効果を得ることができます。

ただし、後でレンズを綺麗にする必要があるので、この方法は最終手段ともいえます。

まとめ

  • ソフトフォーカスはボケとは違う柔らかい光が特徴的
  • 以前は専用のレンズがあったが、今はフィルターを使うのが一般的
  • Photoshopなどで簡単に後加工することもできる

ソフトフォーカスはフィルターなどを使うと簡単に撮影できます。

また、わざわざフィルターを買わなくても、薄い布を使ったり画像加工ソフトで後加工することもできます。

手軽に撮影できる割にかなり独特な雰囲気の写真ができるので、一度挑戦してみると良いでしょう。

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